2020年8月24日月曜日

変化アサガオ

柏の葉キャンパスの圃場では、コオロギやスズムシが鳴き始めました。日中はまだまだ夏ですが、朝夕は秋を感じるようになりました。

 

さて、今日の話題はアサガオです。花卉・苗生産部内にある種子庫で保存していたいくつかの種子を今年の5月に播きました。一定の低温に保たれている種子庫内に保管していても、年数の経過とともに次第に種子の発芽能力が落ちてしまいます。そのため、播種して新たに株を作り、そこから種子を採るのが目的です。

 

播種した植物の中には、今では園芸カタログに掲載されていない懐かしい品目や品種の種子袋があったり、学生さんが実験に使って更新した系統などがあったりと様々です。その中にアサガオの交配種子を見つけました。大輪系統を交配したその後代の自殖系統です。その中の一株が咲き始めました。下の画像のような柳葉で白花の采咲の変化アサガオとなりました。




いくつになっても開花した花を見ると嬉しいものですね。一方で、この変化アサガオには稔性がありませんので、この株自体で種子を採ることができません。さてどうやって、次の代にもこの花型の花を咲かせられる種子を採るのか・・・・・。 いくつかの系統を見比べながら、早起きをして交配を行なっていきたいと思います。

 

 

(渡辺 均)

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