もう年が始まって10日も経ってしまいましたが、いまだに正月気分が抜けません。
実家から持ってきた餅を食べ尽くすのが気分の抜けどころでしょうか。
しかしそんななか、育苗ハウスでは苗生産の全勢力を投じてペチュニアの挿芽が行われています。
春に向けて苗を作る時期が集中するため、1週間で何枚ものセルトレイを作らなければなりません。
パートさんをはじめ、学生、また職員もみな、挿し穂を採っては水につけ、殺菌してはトレイに挿し、と毎日忙しく繰り返し作業を行います。
シクラメン祭が終わって息つく間もなく、黙々と挿し穂採りをこなすいぶし銀な石井技官の姿も。
この時期は別科生の実習も挿芽にかかりきりです。
短い期間に集中して何度も手順を繰り返すことで、メキメキと作業効率が上がっていきます。
黙々と指先に神経を集中させ、後で切り戻す時間のロスを減らすためにも、一発でちょうどいい塩梅の長さの穂を採るように調整します。
学生実習では以前カミソリを使って穂を採っていましたが、危険性を考慮して現在では小さめのハサミを使用しています。
かなり切れ味の良いハサミのため、切断面も鋭くなめらかで、カミソリと同程度の発根率が得られています。
しかし、ゆっくりとカットしてしまうと、切断面の細胞が潰れてしまい発根率が悪くなってしまうため、スパッと迷いなく切るように繰り返し慣れていきます。
挿し終わったトレイは保温カーテンの下へ。
ハウス内とはいえ、発根を早めるためには温度が必要です。
師走を過ぎても、ハウスの中では忙しい日々がまだまだ続きそうです。
安藤匡哉
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