もういくつ寝ると…と、たくさんの料理とお年玉を楽しみに待っていた子どもの頃を懐かしみながら、年末の忘年会を乗り切る今日この頃ですね。(まぁ、たくさんの料理は楽しめますが…)
今年最後の花卉研究グループの共同作業は、ひとつ前の記事にある穴掘りでしたが、別科生はもう一回、実習で作業を行いました。
本年最後の実習は、ペチュニア3色ミックスの鉢上げをおこないました。
前回の作業で扱ったカリブラコアは、母の日に向けた商材づくりでしたが、今回のペチュニアは春先の3月のテレビショッピングに向けた品です。
あと3ヶ月ほどで形となっていなければならないので、今の時点である程度の大きさまで生長しています。
品種はお馴染み‘さくらさくら’シリーズの3色。
濃い桃色、薄桃色、白色の3色がミックスとなるように、各1ポットずつ鉢に植えます。
3色のそれぞれの株で生育状態が異なりますが、3色が均等に配分されて咲くように、鉢内でなるべく同じ大きさの株で揃えます。
鉢の中に取り出したポット苗を置いた状態。
植え付けたポット苗の表土が露出してしまわないように、鉢の中に入れる土の量を調節します。
真ん中や端のすき間に土を詰めていきますが、ふわっと土を入れるだけでは後で灌水した際にへこんでしまい、ポット苗だけ飛び出してしまうので、手で押さえて詰めていきます。
ウォータースペースがなくなるほどに、鉢のすりきりまで土を入れます。
後はポット苗がずれないように、土を軽く押さえてやれば完成です。
灌水後に鉢を見てみると…
さすが、学生も実習で感覚を覚えてきていますね、ほとんどへこみや出っ張りは見られませんでした。
ただ土の量が少なめの株がちらほらと…後に土を足してきました。
全体で同じ高さに揃うように、皆でお互いを見ながら調整する必要がありそうです。
これで本年の実習は最後となりました。
今年度開始から教員となって数ヶ月、私自身も学生との実習の中で学ぶことが数多くありました。
あたふたしているうちに年の終わりに近づいていたような気分です。
来年もどうぞよろしくお願いします。皆様よいお年をお迎えください。
(安藤匡哉)
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