清潔のためとはいえ、冷水で手を洗うのをためらう寒さとなりました。
給湯器の偉大さを感じる今日この頃です。
苗生産の片隅に吊り下げられた謎の袋。
近くで見てみると…
球根からたくさん芽がでています。
こちらはサフランの球根です。
サフランCrocus
sativusは、アヤメ科の球根植物です。
赤い柱頭を乾燥させたものは、独特な香りを放ち、水に溶かすと黄色く染まることから、料理の香辛料として利用されています。
カレーライスやパエリアの色付けに使われていますね。
また、生薬としての効能もあり、鎮痛や冷え性に効果があります。
もう少し早めに土に植えこむ予定でしたが、気温の低下ともに芽が伸び始めてしまいました。
白い芽の先から緑の葉ものぞいています。
とりあえず状態の確認のためにトレイに並べ、その後に用土に植えこみます。
一歩先んじて咲いている花がありました。
(やや終わりかけの花ですが…)
中央から伸びる黄色部分が雄蕊であり、鮮やかな赤色部分が雌蕊です。
赤色部分のみを摘み取り、熱乾燥機において乾燥させれば完成です。
写真では雌蕊の花柱(黄色部分)まで採取していますが、こちらは取らずに先端の柱頭部分のみを収穫したものの方が高品質とされています。
冷え性に効果のあるサフラン。
真冬の前に収穫して、身体を芯から温めていきたいですね。
(安藤匡哉)
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