2016年12月8日木曜日

パンジー、ビオラ新旧比較

今年もおかげさまで、たくさんのパンジー、ビオラを出荷することができました。


















行先は、農業公園や、市場、造園会社、個人宅、公共花壇などなど。
様々な地域に届けられました。



出荷の前々日、前日に調整をして、
枯れた花や黄色い葉の無い、きれいな状態でお渡しとなるのですが、
学生さんやパートさん達からこんな声が・・・

「蕾と枯れた花とが区別できない!!!」

目が慣れると気にも留めませんが、
確かにパンジー、ビオラの花は、
咲き始めと咲き終わりの様子が似ていて
捨てるのか残すのか迷ってしまいます。


ご家庭でも、終わった花を取り除いておくと、
株や新しい花に栄養が回り、花保ちが良くなりますので、
蕾か枯れかけなのかは、気になるところでしょうか?

咲き終わりの花を全て摘むのは時間がないと大変ですが、
種子ができる前にちょっとでも摘み取れれば、
後々の除草などの手入れが少し楽になるかも。




ということで、開花のステージごとに花を比較してみました。

写真左が新しい花・右が古い花です。




       開花前 ・ 開花後


















蕾は、先端から花の色が覗きます。
花弁が散った後は、中心の子房が膨らみ固くなっています。



      開花初期① ・ 開花後期②

















咲き始めは巻貝のように錐の形をしていて立体的です。
咲き終わりは二枚貝のように三角に近い形をしていて平面的です。



     開花初期② ・ 開花後期①













咲き始めは、ガクを中心に【く】の字になっており、輪径が小さめです。
咲き終わりは、ガクを中心に反り、輪径が大きくなります。
咲き進むと、徐々に花弁の水滴の跡が白くなったり、茶色くなったりと
シミが目立ってきます。




    開花初期の花弁 ・ 開花後期の花弁















咲き始めの花弁は潤いがある状態で、丸形です。
咲き終わりの花弁は乾いた状態で、三角形に萎びてきます。



全体を通して、蕾や咲き始めは花柄が短く、
開花が進むにつれて花柄が長く伸びます。

また、花弁が散ってもガクは開いた状態のまま残るため
ガクの反り具合を見ても分かりやすいです。



一度特徴を認識してしまえば、
意外と簡単に判断できるようになります。

作業スピードのアップに繋がりますように~!!





(池田)





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