先週の痛い経験から、冷房をつけたまま寝てみたところ、カラオケ帰りの喉調子になってしまいました。
何事もほどほどが大切ですね…。
今回の実習では、秋~冬に出荷予定のパンジーの播種をおこないました。
実はこの作業、2年生の時にも1度おこなっています。
ただ、その際はセルトレイに1粒1粒、ピンセットを使って播いていましたが、今回は文明の利器『播種ライン』の力を借りて播いていきます。
まずは、われら苗生産を支えるイかした仲間、『ドラムシーダー』です。
何度かブログでも紹介していますが、流れとしては、中心で回転するドラムに種子を吸いつかせ、下を通すセルの間隔に合わせて排気することで、各セルに播種されます。
特筆すべきはそのスピード。
もちろん最初にセルに合わせたドラムの選択や吸う力の調整が必要ではありますが、2年生の時にピンセットを使った手播きで、512穴セルトレイを1人当たり30分程度かかっていたのに対し、下を通すだけで…
ウィイィィィイィィィン…(動作音)
5秒程度で完了です。
このまま先に進みたいところですが、よく見てみると…
1つのセルに2粒の種子が入っているところがあったり。
これは手播きでも起こりうることですが、機械でも完璧な播種は難しいものです。
なので一旦ラインから外して、播き忘れや多粒播きしてあるセルがないようにチェックします。
チェックが済んだら、次は、湿度を保つためにバーミキュライトで覆土します。
これも手で握って少しずつ振りかけても、ムラなく播くのはなかなか難しかったのですが…
サ――…………(わりと静か)
表面に薄く均一に播かれていますね。
覆土が完了したら表面を湿らせるために、上からシャワーを浴びせます。
長い旅路もあとわずか。
端に到着したら横にピストン。
2枚揃ったら奥へ移動して、
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2枚ごと横にピストンで、下から順番に台車に移動します。
ピ○ゴラスイッチみたいで面白い光景ですね。
後は台車をラップでくるんで湿度保持をすれば完了です。
実習の時間だけで24枚×3品種分の播種が完了しました。
もし手播きだったら…日が暮れるというよりも朝日が拝めてしまうかもしれません。
もちろんこれらの機械は高価でメンテナンスも大変ですが、効果的に利用することで人の何倍もの作業を、短時間で可能にしてくれます。
機械の偉大さを感じる実習でした。
ありがたや、ありがたや。
(安藤匡哉)
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