2015年9月18日金曜日

すっかり秋の天気に入れ替わってしまいました!
急な温度変化に風邪などひかれていませんか?
みなさまお気を付け下さい。

今週も学生の実習は引き続きピレスラムの補植を行いました。
(前回の記事はこちら→http://naeseisan2.blogspot.jp/2015/09/blog-post_11.html)
2週間に渡ってセル上げと補植を行ってきましたが、ちょっとその出来栄えを見てみましょう…。

とあるセル苗1枚の仕上がりがこちら↓
多少活着しなかったところはありますがまあまあの出来でしょうか??


そして別のセル苗がこちら↓
これはお世辞にも褒められるような出来ではありません…


作業する学生によってここまで差が出てしまうのはいかがなものか、
少し学生間で検討しなければなりませんね。

大学から出荷するセル成型苗は、
生産者さんの手元に渡った後、ポット上げされて高品質な苗ものに仕立てられます。
ある程度想定された栽培計画に対して、届いたセル苗の質がバラバラだとその先の全てが崩れてしまいます。
『苗半作』という言葉があるようにスタートから質の高さが求められますし、セル苗の購入というのは言わば投資ですので質という信用の高さも求められます。

毎年人が入れ替わる学生の場でどこまで作業性が維持管理できるのか考えさせられます。
それぞれが作業する際に、どんな完成像と作業工程をイメージしているのか。
例えば作業スピードに加えて本葉の展開を考えて、補植の際に葉の向きをすべて揃えるよう取り組んでいる学生もいます。
また作業が上手な人はそれをうまく共有して、苦手な人はそれをうまく吸収して全体の質を上げなければなりません。

きっと農家さんの現場ではパートさんも含めたこの共有が上手なんだろうと感じます。
学生のうちにいろんな生産現場を見て回れたらなと思います。

長々と失礼しました!
卒業をあと半年後に控えると、何かと思いふけってしまいました。

最後に!
当然ですが、
大学から出荷されるセル成型苗は技官さんのチェックも乗り越えた高品質なものが配送されますので、写真のようなことはありません!笑
ご精読ありがとうございました。

(学生:修士2年 土屋)


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