9月25日~27日まで花卉研究グループの学生さんと花卉・苗生産部の職員は2つの学会に分かれて参加し、研究成果を発表してきました。
徳島大学で開催された園芸学会では・・・学生さんの発表は、対馬に自生するダンギクの遺伝的多様性に関する研究、カリブラコア野生種の花色の変化、その雑種の後代の評価について(2課題)発表しました。
また、教職員はオタネニンジンの種子発芽に関する研究を2課題とネリネの開花調節に関する研究発表を行ないました。
日本大学で開催された日本緑化工学会では、学生さんが緑化植物3種の耐塩性に関する研究発表を行ないました。
学生さんにとっては、自分の研究成果を分かりやすく纏め・説明し、研究者の方々に様々なご質問や客観的なご意見を頂戴できる良い機会となったはずです。
これからの研究の進め方、説明の仕方を含めて参考になる点は多かったのではないかと思います。
秋の園芸学会は関東圏以外で行なうことが慣例のため、学会前日には徳島で人参を生産している農家さんを訪問しました。
人参といっても長野県や福島県で栽培されているオタネニンジンではなく、トチバニンジンです。
特段の栽培施設はなく、山に株分けや実生苗を定植して育てていました。
上の画像のトチバニンジンは10年目の株とのことです。
オタネニンジンよりさらに生育は緩慢です。
今後は、トチバニンジンもオタネニンジンと同様に私たちの健康の維持のためには重要な生薬になると言われています。
現在は、輸入品や山採りがほとんどですが、各地に自生している系統を用いて、安定的な生産と生薬原料の供給が必要になってくることでしょう。
(渡辺均)
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