2015年9月14日月曜日

仏炎苞も斑入り

先週末は岐阜市で開かれた生薬学会(911日~12日)に参加してきました。研究室からは薬草に関する研究内容として、オケラのセル成型苗生産とカラスビシャクの自生系統の違いが塊茎の生産性におよぼす影響について発表してきました。多くの薬草栽培に関心のある方とお話をさせて頂き、様々なヒントを得てきました。
来週末には園芸学会(徳島市)、緑化工学会(藤沢市)が予定されており、そこでも花卉・苗生産部のスタッフや研究室の学生さんが発表を行なう予定です。自分が行なってきた研究内容を相手に理解して頂けるように分かりやすく説明することも重要なスキルのひとつです。

昨日は学会から戻って、花卉・苗生産部の灌水当番でした。植物は日曜日も休みではありません。パンジーやビオラのセル成型苗、ハボタンやミニバラなどのポット苗、シクラメンの鉢花など、これから出荷を待つ植物に土の乾きの具合をチェックしながら灌水を行なっていきました。

そんな中、とあるハウス内で管理されている斑入りのモンステラ(サトイモ科 Monstera adansoniiVariegata)に花と蕾が着いていました。サトイモ科の植物の多くは仏炎苞と肉穂花序の組み合わせでしたね。

葉に斑が入っているのは当然ですが、その仏苞も見事な斑入りでした。良く観察すると花茎部も斑入りになっていました。


 

斑が少ない緑色が多い葉の近くにある仏炎苞は緑色でした。モンステラの斑入り品種の仏炎苞は淡緑色、淡黄色のコントラストがはっきりとしていて、意外と観賞性が高いですね。

一般に結実したモンステラの果実は食用とされているようですが・・・、交配もしていませんのでおそらく結実はしないでしょう。


  (渡辺均)

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