2015年7月6日月曜日

花壇向けのヒマワリ品種

柏の葉はここ数日ずっと雨が続いています。この長雨の影響で露地花壇に植えられたペチュニアの葉や茎が溶けてきました。梅雨明けが待ち遠しいところです。

今日はヒマワリの話題です。ヒマワリといえば夏。真夏に2m近くに伸びたその頂点に黄色の大輪の花を着けたものをイメージされると思いますが・・・。花卉・苗生産部でも昨年のこぼれ種から発芽した2mを超えるヒマワリが梅雨空の中で咲いています(株の割にはちょっと花が小さいですね)。


一方、最近開発されたヒマワリの中には、矮性で連続開花性の高い品種が売り出されてきました。これです。


一見、ふつうのヒマワリのように見えますが、草丈が30smほど、直径約20㎝の花を着けています。さらによく見ると側枝が分枝し、そこにも蕾を着けています。

矮性で多花性(多分枝性)のヒマワリですね。主茎部の花が咲き終わっても上の側枝から下の側枝に向かって次々と花を咲かせます。さらに、栄養状態が良いと・・・。
側枝に着いた花の下部にさらに蕾が! 2次側枝にも花を着けます。

この品種は、ヒマワリ‘サンタスティック イエロー’といい、サカタのタネから販売されています。その他に同じシリーズの花色違いで2品種あるようです。これまで開花期間の短かったヒマワリの欠点を改善し、さらに草丈をコンパクトにしたことから花壇向け品種として、今後は夏花壇の主役になりそうですね。

でも、小学生の夏休みの絵日記には、自分の背丈をはるかに超える大輪のヒマワリを描いて欲しいものですが・・・



  (渡辺均)

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