猛暑が続いていますが、なぜか今回のブログの話題もシクラメンです。
7月23日~24日に島根県の鉢花研修会に出席してきました。島根県の出雲市周辺では、戦後からシクラメンの生産が盛んになったそうで、数軒の生産者で数十万鉢を生産しています。こちらの特徴は、底面吸水用の鉢を使用し、4号~5号鉢仕立が中心ですが、西日本では有数の品質の高いシクラメンの産地として認知されています。
鉢は溝形鋼(C形鋼)の上に整然と並べられ、仕上げ鉢に定植後、しばらくしてからは溝形鋼に通水し、鉢の底面から水や液肥を与えます。
先週のブログでご紹介した群馬での生産方法とは、鉢の形状や大きさはもちろん、用土の配合もまったく異なっていました。
こちらの産地も2代目、3代目の比較的若い方が生産の主流になりつつあり、地域に合った独自の栽培技術を継承しながら、新たな技術を取り入れ、熱い思いで品質の向上に取り組んでいらっしゃいました。
こちらのもう一つの特徴は、行政からの支援が厚いことです。春には県が育成したアジサイ品種‘万華鏡’を生産し、おもに母の日のギフト用鉢花として出荷しています。この品種は、生産が追い付かないほど注文が殺到しているようです。行政(県)と生産者が手を組んで、地域の農業を活性化している花では数少ない事例の一つといえるでしょう。
(渡辺均)
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