2015年7月13日月曜日

ジャボチカバの開花

花卉園芸必修1000属検定用ハウス内で、ジャボチカバ(フトモモ科・Plinia cauliflora (Mart.) Kausel)の花が咲き始めました。


直径1cmほどの花には花弁はなく、芳香があります。

ジャボチカバは南米原産の植物で熱帯果樹として栽培され、その果実は生食やジャム、ジュースなどに利用されています。この植物の特徴として、太い幹に直接花を着け、黒色のブドウのような果実を幹一面に着けます。

昨年は、松戸の温室で地植えしていたものを掘り上げて、柏の葉キャンパスで鉢植えにしたため、残念ながら結実しませんでした。


松戸温室での結実の様子です。例年、何者かが(?)撮影する前にあらかた食べてしまうので・・・最後の1粒。

鉢植えにした方が樹勢を抑えることができるため、結実が早くなります。


幹から多数の蕾が出ていますね。たくさん結実しそうです。


それほど普及している植物ではありませんが、比較的寒さにも強く、花も実も楽しめる栽培しやすい植物といえます。今年こそは、食べられる前に幹に多数結実した画像を撮りたいと思っていますが・・・。

  (渡辺均)

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