2018年6月19日火曜日

花の色の分析

 今日は、研究室での実験について、少しだけご紹介します。当研究グループでは、ホームページにも記載しているように、花の色に関する研究を行っています。
 園芸店やホームセンターに行くと、一つの種の中でも、様々な花色の苗が販売されていますが、どうしてそのような違いが生まれているのでしょうか?
 下の写真は、カリブラコアの花弁の写真です。カリブラコアにも様々な色、模様がありますね!
 花弁の中には、赤や黄色、白、緑、青など、様々な色素成分が含まれています。そのため、花弁を一枚ずつ、丁寧に採取し、花に含まれる色素成分や、色素成分を合成する遺伝子の発現を調査することによって、花の色や模様の違いがどうして生まれているのか?を明らかにしているわけです。カリブラコアについては、昨年度修了した井上さんなどにより、当研究グループで多くの知見が得られています。


 具体的な実験方法は、下記のように、花から色素成分だけを抽出し、高速液体クロマトグラフィーという機械を使って分析します。


 高額な機械ですが、色素成分だけでなく、糖やアミノ酸などの含有成分・量を調査することも可能です。
 世の中には、まだまだまだまだ「どうして?」が転がっています。その「どうして?」を明らかにすることで、直面する問題を解決したり、より新しく面白い技術開発に貢献できるような研究をしていきたいですね!

黒沼


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