2018年6月13日水曜日

読んで字の如く


 まさにバケツをひっくり返したような、と表現したくなる夕立が度々やってくる季節となりました。
 雨水の流れ込みやすいハウスで作業していると、床がどんどん浸水していく恐怖を感じます。


 蒸し暑くなる梅雨の時期に、美しい涼やかな花色で楽しませてくれる花といって思い浮かべやすいのが「アジサイ」。



 薬草園の一角にも、こんもりと丸い上品な姿を見せてくれますが…、実はこの植物の名前は○○アジサイではありません。


 こちらはアマチャHydrangea macrophylla var. thunbergii というヤマアジサイの変種です。

 アジサイは、個人の庭先でも見かけることのできる一般性に反して、その多くの種・品種が毒を有していると考えられています。

 しかし、アマチャの葉には甘味の元となる成分が含まれており、葉を採取して乾燥した後に水をかけて発酵させ、よく揉んでからさらに発酵させることで、甘味の強い成分へと変化します。
 加工方法からも分かる通り、甘茶(アマチャ)として飲んだり、薬として用いられます。

 甘味成分であるフィロズルチンは、なんと砂糖の約1,000倍の甘さがあるとのこと。
 しかも人の体内へは吸収されない成分であることから、糖尿病患者への甘味料の代用品としても利用されています。

 しとしとと降り続く雨に濡れた花を眺めつつ、採れた葉から淹れたお茶をすするなんて贅沢な妄想をしつつ、株元の除草の日々はまだまだ続きそうです。


(安藤匡哉)


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