ぽかぽかとひんやりを行ったり来たりする日が続いていましたが、ようやくコートを手放せるようになってきました。
薬草園の一角、マルチを張った畝とウッドチップの道を挟んだスペースに、春の暖かさにひかれて伸び出してきた植物の姿がみられました。
地面を覆うように出てきたこちらはホオズキ Physalis alkekengi です。
昨年の夏にもご紹介しましたが、普段は薬草園のブロック枠の中で栽培展示されています。
ブロック枠内の植物体からいくらか移植したのが昨年の夏前。
当年は移植した株から1~2本の茎が伸び、数個の実をつけるだけで、冬の訪れとともに地上部は枯れていました。
しかし、雪も降り積もった寒い冬を越え、さあ暖かな春がやってきたところ、地面の下で伸ばしに伸ばした地下茎から一斉に芽吹きました。
ちょっと多すぎる気もしますが…。
今年の夏には数多くの実をつけてくれることでしょう。
暖かくなると同時に強い春風が吹き荒れるなか、先週に紹介したマルチが剥がれてしまった部分を修復しつつ、元気にすくすくと育っていく植物を眺めていました。
安藤匡哉
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