2018年4月11日水曜日

みえないところで


 ぽかぽかとひんやりを行ったり来たりする日が続いていましたが、ようやくコートを手放せるようになってきました。


 薬草園の一角、マルチを張った畝とウッドチップの道を挟んだスペースに、春の暖かさにひかれて伸び出してきた植物の姿がみられました。



 地面を覆うように出てきたこちらはホオズキ Physalis alkekengi です。



 昨年の夏にもご紹介しましたが、普段は薬草園のブロック枠の中で栽培展示されています。


 ブロック枠内の植物体からいくらか移植したのが昨年の夏前。
 当年は移植した株から12本の茎が伸び、数個の実をつけるだけで、冬の訪れとともに地上部は枯れていました。

 しかし、雪も降り積もった寒い冬を越え、さあ暖かな春がやってきたところ、地面の下で伸ばしに伸ばした地下茎から一斉に芽吹きました。



 ちょっと多すぎる気もしますが…。
 今年の夏には数多くの実をつけてくれることでしょう。


 暖かくなると同時に強い春風が吹き荒れるなか、先週に紹介したマルチが剥がれてしまった部分を修復しつつ、元気にすくすくと育っていく植物を眺めていました。


安藤匡哉

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