2016年3月28日月曜日

オケラを食べる

オケラといっても、虫ではありません。キク科の多年草 Atractylodes japonica Koidzumi ex Kitamura のことです。

オケラの花(9月・柏の葉)


オケラは古くから私たちの生活と関わりが深く、山野草として、山菜、薬草(生薬名:白朮)、虫よけ、茶花などに利用されてきました。大晦日や元日に京都の八坂神社や北野天満宮で行なわれる「をけら詣り」も有名です。古くからオケラの乾燥させた根を刻んで焼くと邪気を払うといわれ、無病息災を願ったものです。
一方、信州では、「山でうまいはオケラにトトキ、まだうまいもんウド、ワラビ、里でうまいはウリ、ナスビ、嫁に食わすにゃ惜しゅうござる。」と謡われているように、食材としてもオケラの美味しさは昔から知られていたようです。

私たちの研究テーマの一つとして、「植物の多面的な利用に関する研究」があり、一つの植物を花卉や野菜として限定せず、色々な方向から検討して利用しようとする試みを進めています。オケラは山菜としては流通していませんし、ほとんどが山採りです。また、地方によっては絶滅危惧種に指定されています。一方、生薬の国産化が騒がれていますが、国産の白朮(オケラの根)は採算が合わず国産のオケラは流通していません。そこで、山菜と生薬の組み合わせで、オケラを農作物として収益性(採算性)のある品目にならないかを検討しています。

長野県で栽培した5年生株を11月末に掘り上げ、コンテナに植え付け冷蔵庫で貯蔵し、3月に加温ハウスに出しました。すると、2週間ほどで芽が出てきました。

オケラの出芽

15㎝ほどの長さのオケラが収穫できました。

これを、とあるところでさっそく料理して頂きました。


天ぷら


煮びたし


胡麻和え


その他に、白和えや刺身のツマとして食べましたが、どれもオケラの風味を残しながら、とても美味しく頂きました。うま~い!!

ということで、商品化に向けてさらに増産を続けていきます。

 (渡辺均)

 

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