2013年6月16日日曜日

庭木

柏界隈は梅雨らしい天気です。
沖縄はもう梅雨明けだそうで... 羨ましい...


さてさて、今日は庭木のご紹介。
特に大学で生産しているわけではありませんが・・・

最近新築のお宅の玄関や庭に、こんな木をよく見かけませんか?



シマトネリコ (Fraxinus griffithii) です。
モクセイ科トネリコ属に属する、沖縄や台湾、フィリピン、インドなど暖かい地域に分布します。沖縄では常緑樹として、本州では寒さで葉が傷んだりすることもあるので、半常緑樹として扱います。
写真は沖縄の友人が挿し木したものをもらってきたものですが、2年ほどで高さ60cm程度になっています。
涼しげな葉を持つので大株は庭のシンボルツリーとして、小さな株はアクセントとして使われることも多い樹種です。


最近、庭の施工によく使われる木には、こんなのもありますね。



オリーブ (Olea europaea)です。来れも新築の住宅や店舗で必ず見かける樹種です。
やはりモクセイ科の常緑高木。アルカリ性や弱アルカリ性の土を好むと言われていますが、植えてしまえば、案外どんなところでも育ちます。やはり大株はシンボルツリーとして使われることも多い樹種です。この写真は‘マンザニロ’という品種。オリーブ品種の多くは実を取るためには授粉樹を植える必要があります。自分の庭で採れたオリーブでウイスキーを...飲みたいですね。

他にはこんなのも...



月桂樹(Laurus nobilis)です。クスノキの常緑高木。葉は乾燥させればいわゆる「ローリエ」です。成長は非常に早くて、1m程度の株を植えても、すぐに立派な5m以上の巨木になります。まっすぐに立つ樹形はなかなかカッコいいのですが、鉢植えの株を、「ハーブ」として軽い気持ちで庭に植えると、大きくなりすぎて大変。要らなくなっても引っこ抜くには重機が必要なこともあります。

というわけで、庭の施工には、最近は常緑樹が使われることが多いですね。

ベニカナメモチ、マテバシイ、ネズミモチやツバキ、サザンカ...

常に葉があって美しいし、落葉も少なくて掃除もかんたん。

でも、少しは落葉樹も植えてやると、花や紅葉、落葉と季節の移り変わりを感じることができますよね。
ただ、最近は落ち葉を集めてたき火、焼き芋がやりにくいのが残念です...

ちなみに我が家は賃貸アパートなので、庭も外構も焼き芋も関係ありません... 
鉢植えの常緑樹がベランダに転がっているだけ...

��金谷)



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