2023年10月6日金曜日

ポスター発表を終えて

 外気温が下がるとパイナップルの耐寒性が心配になる今日この頃です。

修士2年の三宅です。

 

 9月に宮城県仙台市の東北医科薬科大学で開催された日本生薬学会第69回年会にてポスター発表を行いました。


 発表内容は1年生オタネニンジンにおける光合成速度と可溶性糖類の日内変化です。

 

陰生植物であるオタネニンジンは、生育が緩慢で播種から収穫までに6年を要し、土づくりにも23年を要します。また、オタネニンジンの栽培の難易度や出荷先等の問題が要因で、国内の生産者は減少が続いています。一方、オタネニンジンの需要は増加傾向で、需要に対応できる効率的な栽培方法が求められています。

 

こうした背景から、私の所属する研究室では、閉鎖型苗生産システムを用いることで、2年かかる育苗期間を1年に短縮する技術を開発しています。

 

しかし、オタネニンジンの詳細な生理(光合成の特性や糖の代謝)は、あまり解明されておらず、これらの点を解明することで閉鎖型苗生産システムの持つ環境制御ができるという利点を生かし、さらなる早期育苗や栽培期間の短縮化が期待されています。

 

 

学会までの心情を3つのキーワードで表すと、「心配」「不安」「緊張」です。ポスター発表の前日は、特に緊張しましたが、発表が始まると落ち着いて発表することができました。発表では約10名の方に訪れて頂き、質疑応答等、とても実力が付く機会となりました。

 

 日々の実験では、徹夜で睡魔と戦いながらデータを収集する時もあります。発表を経験したことでこれらの実験のモチベーションアップにも繋がりました。

 

 ですが、課題点が浮き彫りになったことも事実です。実験スケジュールや発表資料の構成等、修論発表会までに改善すべき多くの点を実感しました。

 

(修士2年:三宅)

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