2013年3月3日日曜日

斉一な発芽の重要性

こちらのセル苗はデージーのセル苗です。



デージーは種子を播くと、この通り一斉に発芽をするので、
苗の生育も簡単にそろえる事ができます。


ところが、、、、
こちらのセル苗では、、、



発芽がバラバラです。

これはオステオスペルマムの種子を播いて育てたセル苗ですが、
発芽がバラバラになってしまいます。

大きく育っているものから、
ようやく発芽しはじめたものまで、
一つのセルトレイの中でも生育ステージがバラバラになっています。

セル成型苗を生産する上で、
とっても重要なポイントに、種子発芽の斉一性があります。
つまり、種子を播いてから、すべての種子が一斉に発芽する性質です。
この斉一性がないと、バラバラの苗になってしまい
その後大きく育てたときにも、このばらつきがそのまま出てしまい
一斉に出荷する事ができなくなってしまいます。

セル成型苗を生産する場合、
植物の種子発芽特性を把握して、
発芽勢をそろえるような管理方法も必要になりますが、
種子の斉一性には、種子の熟度や大きさ、
休眠性などの種子の生理的な問題と、
採取してからの保存状態などが影響する場合もあるので、
種子を採取するときの条件もとっても重要になってきます。

だから、良い苗作りは種子採りの時点から始まっている
といっても過言ではありません。
 
            (松原紀嘉)




��・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・
いつもご覧になって頂き有り難うございます。
苗生産ブログを応援してくださる方は、
こちらを1日1回クリックしていただけると、、、


ブログランキングがあがります。
これからも応援よろしくおねがいします!


携帯からは、、、、
この(↓)QRコードからも見れますので、よかったら見て下さいね!


花卉苗生産ブログに関するお問い合せは、
こちらからどうぞ→お問い合せ

��・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・


0 件のコメント:

コメントを投稿