2023年1月23日月曜日

アスプレニウム ‘アビス’ の胞子からの増殖

昨年の夏のことです。 あまりにも大きくなってしまったアスプレニウム ‘アビス’の鉢植えを出荷することにしました。この植物は、およそ20年前に花卉園芸必修1000属検定の実物テスト用に購入したものです。購入当初は2号鉢サイズのミニ観葉でしたので、実物テストにも鉢のまま出題されていましたが、数年前からは一人では動かせないほどの大きさに生長してしまいました。ハウス内でもかなりの面積を占拠するようになってしまったので、大手ガーデンセンターに引き取って頂きました。

 

大きく生長したビカクシダやプルメリアの大鉢とともに出荷準備中の アビス

 

この出荷調整の際、傷んだ下葉を切り取りましたので、その葉裏に着いていた胞子を播いてみることにしました。 職業病です!

 

4号サイズの輪鉢に播種用土を入れ、ジョウロで十分に土を湿らせた後、その上でピンセットを使って葉裏の茶色くなった胞子嚢(ほうしのう)を軽くこすって胞子を落としました。

老眼もあり良く見えませんでしたが、胞子嚢なのか胞子なのか、埃のようなものを土の表面に落としました。

 

散水後、25℃の発芽室内で管理し、ほぼ毎日霧吹きをかけていたところ、1ヶ月ほどで鉢の土の表面が一面緑色になり(播きすぎたようですね)、さらに小さな前葉体らしきものがびっしりと・・・・・。画像を撮り忘れてしまいました!

 

先週、少し生長した小株を数株まとめてポットへ移植しました。

 



ミニ観葉サイズに生長するまでには、もうしばらくかかりそうですね。

種子ばかりではなく、胞子も播いたので、次は菌糸でも播いてみますかね~? 冗談です。

 

(渡辺 均)

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