もう気が付けば5月も下旬…学部4年生の実験も慌しくなってきました。
先週は、学生さんと凍結乾燥機の使用方法について確認しました。いわゆるフリーズドライです。
凍結乾燥機
オタネニンジンの凍結乾燥後の様子
見た目は普通ですが、しっかり乾燥しています。
シクラメンの塊茎の凍結乾燥後の様子
植物をサンプリングした後、直ちに分析に供試できない場合は、サンプルを「適切な保存方法」のもと、貯蔵しておく必要があります。
この適切な保存方法というものが、実は結構難しいです。分析する成分は何で、どの程度の量のサンプルが必要で、そのサンプルを得るためには〇個体植物を採取する必要があり、耐凍性のあるサンプル保存容器はどれを選択し…などなど、分析に関する正しい知識の習得はもちろんのこと、一連の実験動作を前もってイメージしておく必要があります。
特に、当研究室では栽培を主体とした実験が多く、サンプル量も多くなる傾向があります。実験の目的と労力を含めたウエイト感を見誤ると、せっかくの栽培試験も成果に結びつかない可能性が…
石橋を叩いて渡るように時間をかけて、頭の中の実験のイメージをクリアにしていく必要があります。本格的な実験をはじめておこなう学生さんには、かなりハードルが高い作業ですので、調子のよいとき(or必要に迫られたタイミング)に脳みそを動かして、実験デザインをイメージしておきたいところです。
黒沼
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