こんにちは。学部3年の松田です。
突然ですが、街中でよく見るこの植物の名前をご存じですか?
正解は「カナメモチ」です。常緑性で、しかも病気や害虫への抵抗性も高いことから、生垣などで利用されています。
今回、私が気になったのは、春になって出てきたこの真っ赤な新芽です。モミジなどの落葉樹の紅葉は葉が老化するためですが、常緑性のカナメモチは、なぜ葉が赤くなるのでしょうか…?
理由を調べたところ、「若い葉を紫外線から守るため」だとわかりました。
赤い色素の正体は、アントシアニンです。
アントシアニンは、青色の光をよく吸収します。植物に青色の光が多く当たると、活性酸素が発生し、葉緑体が壊されてしまいます。幼い葉は弱い状態ですから、青色の光を吸収するアントシアニンの機能が特に必要とされるのですね。
そういえば、私の研究の供試植物であるシバも葉先が赤くなったことがありました。カナメモチに限らず、他の植物でも良く使われている策略なのですね。
(学部3年:松田)
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