今年も園芸学科2年生の実習でペチュニアの挿し芽が始まりました。
先週は、その第1回目でした。ペチュニアには、種子繁殖と栄養繁殖があること、それぞれ用いられる品種が違うことを説明し、さらにペチュニアの栄養繁殖の流れを培養苗の維持管理、ウイルスフリーであること、セル苗、ポット苗や鉢花に生産されるまでの親株の管理を含めた概略を説明しました。当然、挿したセル成型苗は、売り物になることも。
生産までに時間がかかり、その作業の工程が多く、また注意すべき点も多いので、作業手順、用具、挿し穂の大きさ、花芽の有無の確認など、すべて細かく決められた中で、いかに素早く丁寧に同じ品質のセル成型苗を生産するかが重要なポイントです。
昨年4月から行なってきた花卉の実習では、実際に生産・販売される品目を使って、種子繁殖や栄養繁殖などを行なってきましたが、今回はその集大成とも言えます。
200穴のセルトレイにピンセットを使って丁寧に挿していきます
挿し穂の葉の枚数、穂の大きさも揃っています
花卉の実習では、学生さんに作り手側の考えを含めて、その作業工程で必要な技術を理解することを目的に行なってきました。そのためには、植物を観察し、工程を理解しながら作業を進めることが重要です。生産現場では当たり前のことですが、このような基礎的な経験を積み重ね、園芸業界で活躍できる人材になって欲しいと願っています。
(渡辺 均)
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