これは花卉・苗生産部にある自動化播種ラインの建物の写真です。
最近、毎朝注目しているのは建物ではなく電線の方。
毎年4月になると、この電線に皆さんもご存知のあの黒い小鳥がやってきます。
ツバメです。
昨年は4月20日ごろにやってきました。
例年より10日以上も遅かったようです。
気象庁のホームページにはツバメの初見日データが公開されています。
ツバメは飛来して10日ほどで巣作りを完成させ卵を産むようです。
卵から雛が孵化するのが15日程度。
それからは子育てのため、毎日餌を採り続けます。
ツバメの餌となるのは、昆虫などで飛んでいる蛾なども捕まえてしまいます。
一方、多くの作物の害虫であるヨトウガの幼虫、ヨトウムシは蛹のまま越冬し、
毎年4月下旬ごろ羽化するようです。
羽化した成虫はすぐに卵を葉の裏などに産み付け、
孵化した幼虫は植物を食べ続けて大きくなり、
猛暑を蛹の状態で乗り越えるそうです。
昨年のツバメの飛来の遅れと
露地でのヨトウムシの大発生には因果関係があったのでしょうか?
ツバメとヨトウガの因果関係の文献は見つかりませんでしたが、
ヨトウムシが羽化した頃に、ちょうどツバメが餌を採り始めていれば、
格好の餌食になり、ヨトウガの個体数が減少するのではないかと思います。
3月24日に奈良県の法隆寺近くで今年初めてツバメを見ました。
気象庁の初見日を見ますと
奈良県では3月23日に確認されているそうで、
これは例年より4日早いそうです。
東京都の例年の初見日は4月7日。
まだ、電線にはスズメとムクドリしかいません。
(長嶋)
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