健康機能性植物の可能性

　6月1日から6日まで、阪神タイガース並みのロード中です（それほど長くはないですが・・・）。

　それぞれ諸般の事情から柏の葉に戻ってから、奈良 → 名古屋 → 佐渡の旅が続いています（ロードではないですね）。

　タイガースは佐渡では試合はしないですね～。

　奈良では薬用植物の試験栽培をするため、安藤特任助教と一緒に実際に定植作業を行なってきました。
　久しぶりの泥遊びでしたが、水田での作業はさすがに下半身にきました。
　日頃の鍛錬が足りないことに気付かされました。

　気がつけば、安藤特任助教のお尻に泥が・・・。
　この試験で、ある品目の収量や栽培、収穫に関する問題点などが見出せればと考えています。

　作業後は近くの入浴施設で泥と汗を流しました。

　名古屋ではハンギングバスケット協会の理事会に出席後、名古屋国際会議場で日本東洋医学会のシンポジウムに発言者として参加しました。

　薬用植物の国産化について意見を述べ、私たちの研究についてもパワーポイントを使用して紹介させていただきました。

名古屋国際会議場（いつもの私たちの学会会場とは入り口から違いますね）

　今日（5日）は、佐渡市で一社）サステナビリティ・サイエンス・コンソーシアム主催の研究集会に参加します。

　研究集会のテーマは「人間の自然観とサステナビリティ」。

　自然資源の利用に関するテーマのセッションの中で、「地域資源を活用した健康機能性植物生産の試み」という内容で発表します。

　柏からだと奈良と佐渡の所要時間がほぼ同じなのですね。

　この6日間の出張では、農業者も、漢方医も、鍼灸師も、薬学の先生も、そして地方行政も、農作物を含めた健康機能性植物の安定生産・安定供給とそれらを資源とした地域経済の振興に向き合う方が非常に増えているように感じています。

　危機意識をもって植物資源の有効活用と地域経済の活性と存続について、分野の違う方々ともに取り組んで行かなければなりませんね。

　非常に多くの園芸植物を扱う私たちは、植物側の人間としてそのニーズにお応えできることが、まだまだたくさんあるように感じています。

渡辺　均

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