ようやく梅雨らしい天気の日々がやってきましたね。
とはいえ雲の合間にのぞく陽射しは、ハウス内の温度を一気に上げてしまうので、空の機嫌を伺いながらハウス管理に気を使います。
先日のブログにてご紹介しましたが、オザキフラワーパークさんを訪れ、様々な植物を見学させていただきました。
その際、思わず購入してしまったものが。
こちら、イワヒバSelaginella tamariscina です。
イワヒバはシダ植物の一種で、岩の上にあるヒバのような葉をもつことから、その名がつけられたとされています。
近くで見ると、細かな鱗(うろこ)のような葉が密集しているのが分かります。
生育により、先端の分枝した部分が立ちあがり、立体的な形に。
古典園芸植物として江戸時代から愛されてきた植物ということですが、あまり園芸店でも見かけないような植物です
これがごく普通に陳列されていたオザキフラワーパークおそるべしですね。
自分がこの植物を知ったキッカケは、研究植物であるダンギクのフィールドワークの際、ダンギクの横に自生している様子から。
なんとも面白い組み合わせではないでしょうか。
色合いといい、神秘的な印象も。
岩の上にも…てなもので、生長はゆっくりとしていますが、乾燥に非常に強く、水の少ない状態になると葉を内側に巻き込む性質があり、一見すると茶色の裏面から枯れてしまったように見えます。
しかし、水を与えると内側の緑色の葉が広がり、光合成のチャンスを逃しません。
動きのある植物としても観賞価値があり、盆栽など和の植物の『静』のなかで一風変わったアクセントを与えてくれるかもしれませんね。
単体でも見映えがあり、傍らに置くのも燻し銀な役割を示してくれる…なかなか面白い植物として、これからの活躍に期待です。
安藤匡哉
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