2016年11月8日火曜日

パクチーの花

この花、ご存じですか?


レースフラワーではありません。

タイトルに書いた時点でバレてますよね。
パクチーの花です。
小さいものの、ほんのりピンクがかった、なかなか綺麗な花です。


世は空前の(とまで言えるのかどうか知りませんが)、パクチーブーム。
パクチー料理のお店があちこちにできています。
世間ではパクチー大好き人間を「パクチスト」なんて呼ぶようになっているらしく...
それで言えば、私、パクチストです。

とりあえず、どんな料理にでも葉をのせればタイ料理っぽい味が楽しめます。
嫌いな人にとっては「カメムシの臭いがする葉っぱ」ですが。

「パクチー」はタイ語。
中国語では「香菜(シャンツァイ)」。
英語では「Coriander(コリアンダー)」。
正式な学名は、「Coriandrum sativum」。セリ科の植物です。
香辛料として使われる「コリアンダーシード」はその名の通り、パクチー・香菜・コリアンダーの種子です。

この写真↓、自宅のアパートのプランターの写真ですが、
開花した株の下には、パクチーの幼い株がじゃんじゃん生えています。
自分で育てたくてタネを播いたのは4年ほど前。そのあとは水と肥料ぐらいはやるものの、ほぼ放りっぱなし。
勝手に育って、勝手に花が咲いて、勝手に種子が落ちて、勝手に春や秋に生えてきます。
つまり、ほぼ雑草状態。




パクチーはタイ料理などで有名なので高温を好むと思われがちですが、寒さに強くて、越冬します。
秋頃に発芽した苗は、冬を越えて春には大株に育ち、食べ応えがあります。

春に発芽する苗は、夏には小さい株のまま花を着けてしまい、大株には育てにくい印象です(セリ科の植物の多くは開花するとそのあとは枯死してしまいます)。それでもご家庭で葉を摘んで食べるには十分ですが。



というわけで、案外簡単に、プランターでも育てられる(勝手に育つ)、パクチー。
さあ、すでにパクチストの皆さんも、これからパクチストになろうとしている皆さんも、ご自分でも育ててみてはいかがでしょうか?
ご家庭なら、気の向いたときに葉を少しずつ摘んで料理に使えます。

発芽適温は15~30℃ぐらいですので、この時期になるとちょっと気温が低すぎるのですが、来春にでもぜひ挑戦してみてください。
購入した種子は一日程度水に浸けて、十分に吸水させると比較的発芽しやすくなります。



ちなみに、これ↓は文頭でご紹介したレースフラワー(Orlaya)の花。同じくセリ科の植物です。
やっぱりよく似ていますね。




(金谷)

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