2015年12月25日金曜日

今年最後の1000属検定

メリークリスマス!
今朝は多くの家から子供たちの歓声が聞こえそうですね。
サンタさん、子どもたちに気づかれないようにお疲れ様でした!!

さて、昨日はクリスマスイヴですが、
学生はサンタさんを待ち望んでいるだけではありません。
今年最後の花卉産業必修1000属検定が行われました!!
1000属検定の詳細はこちらへ
http://kayokai.net/examinee.html


昨日は7名の学生が1000属検定を受験しました。
なかなか頭を抱えているようですが、何名の学生がスッキリと年末を迎えられたでしょうか。

1000属検定のテストを少しだけ紹介させていただくと、
まずは下の写真のように筆記のみの問題です。


※テストの転載はご遠慮ください。

左の学名を見て、科名を答える問題が80問です。
みなさんは何問正解できそうでしょうか?


他にも、
====================
・和名から学名を解答する問題
・学名から和名を解答する問題
・科名を指定されて学名を一定数解答する問題(例:ナス科を4個書きなさい)
===================
…などがあります。

そして一番最後が、実物問題です!
下の写真の学名と科名が分かりますか?



正解は、Dendrobium kingianum (デンドロビウム・キンギアナム)_ラン科 ですね!
テストでは、(Dendrobiumラン科)と答えられれば正解です。

続いてはこちらです。


こちらは冬の定番、プリムラ・ジュリアンですね。
(Primula、サクラソウ科)と書けば正解です。

1000属検定では、
ただ学名を覚えてもらうだけで終わらないような工夫もしています。

例えば上のプリムラの写真では、
あえて2株セットで出題しましたが、違いに気づかれたでしょうか。
ピンクの花と黄色の花で柱頭の長さが違いますよね!
これは異形花柱花と呼ばれ、プリムラの代表的な特徴の一つです。ピンクの花は長花柱花(葯に対し、柱頭の位置が高い)と呼ばれ、黄色の花は短花柱花(葯に対し、柱頭が位置が短い)と呼ばれています。また、異なる形の花柱同士の交配の方が、種子を得やすいとされています。

実際に植物に触れて観察して、興味の幅を広げてほしいですね!


他にも、
クチナシ(Gardenia jasminoides)の果実と葉の付いた枝を出題すれば、
クチナシは食品の天然色素としても有名なため、
解説の際に目の前で潰して、
クチナシ色素(主成分はクロシン:水溶性アポカロテノイド)を出してみたりと工夫しています。

何か印象が強いものを見れば、間違えた学名も覚えやすいですしね。
(準備はなかなかに大変ですが…笑)

1000属検定はほぼ毎月実施されています。
今年を振り返ると中国からの留学生がB級に合格して表彰されたこともありました。
検定が植物に対する興味の幅を広げる機会になれば良いですね。


学外の方も受験することが可能ですので、
詳しくはこちらをご覧ください。
http://kayokai.net/examinee.html


(学生:修士2_土屋慶輔)

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