「紫羅欄花」
なんて読むんでしょう。
正解は、「アラセイトウ」。
どうやったら、こう読めるのかはわかりません。
でも、昔の人は、なんだか風流な名前をつけてくれていますね。
古くから親しまれているからこそ、こういった漢字の名前があるんでしょうね。
これが、例えば、英語やカタカナ全盛の現代に登場した花なら、きっとこう呼ばれるだけです。
「ストック」
そう。
「紫羅欄花(アラセイトウ)」 = 「ストック」です。
学名は、Matthiola incana。アブラナ科の植物です。
良い香りがして、晩秋の彩りには最適な花。
現在、花卉・苗生産部の温室で開花中です。
八重、
一重、
ほんとは八重の品種なんですが、ストックの八重出現率は品種にもよりますが、おおよそ50%。
100粒の種子を播種しても八重の花が咲く株は50株。
これは、生産をするときには織り込み済みなのですが、八重が欲しいのに、一重が半分も混ざっていては効率が悪いので、幼苗期に「八重鑑別」という作業をします。
子葉が展開したときに、色や形で八重か一重かを見分けることができ、一重の株は抜き取ってしまいます。
ただ、やはりコツが必要で、熟練した目がないと、上のような一重の株が混ざってしまうことになります。
一重のストックも悪いもんではないんですがね。八重品種ですから、一重だと商品価値は低くなってしまいます。
八重鑑別の精度を上げる、生産の際には、大変重要なんです。
(金谷)
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