アブラナ科ストック(Matthiora incana)は、秋から春まで
お花屋さんや園芸店に並びます。
お花屋さんでは切り花で販売され、
冠婚葬祭などにも人気の高い品目です。
園芸店ではポット苗での販売が主で、
色合いや花の豪華さ、育て易さなどから
こちらも人気の品目です。
一般の知名度も高いストックですが、
実は大抵の人が見ているのは
ストックの表の顔のみなのです・・・!!?
ストックの裏の(?)顔は、、、というと
なんだか花弁がスッキリして見えませんか?
一枚目の写真の苗と
同じ品種の同じ袋の種子を播種したものですが
こちらは一重の花なのです。
もちろん管理も同じです。
お店に並ぶストックは通常、
一枚目の写真のような八重のものばかり。
でも、本当は、
一重と八重とが半々くらいの確率で
混在しているのです。
種子の段階では、一重と八重の判別は出来ません。
種子の袋にも【八重率は55%程度】とあります。
播種をしてそのまま栽培すれば
一重が45%、八重が55%の割合で開花するというわけです。
でも、、、人気があるのは八重ばかり。
八重の方がゴージャスで、開花期間も長いからでしょうかね。(八重の花は雄ずい、雌ずいが花弁と化したもので
生殖能力がなく花が長持ちしやすい)
花壇苗としては一重を好む人もいますが、
生産の立場から考えると、ロスを少しでも減らすため
苗を育てる初期の段階で八重率を向上させる必要があります。
そのための作業を『八重鑑別』と言い、
幼苗の内に、一重を間引いて八重を残します。
鑑別のポイントは・・・
長くなりそうなのでまた今度!!!
アディオス~♪
(池田)
---------------------------------
<お知らせ>
今年も千葉大で生産した良質シクラメンの即売会、
「シクラメン祭2014」を開催します。
ぜひ、ご来場下さい!!
日時: 2014年12月6日(土) 10:30~13:30 (予定)
場所: 千葉大学環境健康フィールド科学センター内 シーズホール
↓↓↓ 詳しくはこの画像をクリック! ↓↓↓
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・
いつもご覧いただき、ありがとうございます。
花卉・苗生産ブログを応援してくださる方は、
こちらを1日1回クリックしていただけると、、、
人気ブログランキングへ
ブログランキングがあがります。
これからも応援よろしくおねがいします!
花卉・苗生産ブログに関するお問い合せは、
こちらからどうぞ→お問い合せ
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・
0 件のコメント:
コメントを投稿