2014年11月13日木曜日

ストックの裏の顔!?

アブラナ科ストック(Matthiora incana)は、秋から春まで
お花屋さんや園芸店に並びます。






















お花屋さんでは切り花で販売され、
冠婚葬祭などにも人気の高い品目です。

園芸店ではポット苗での販売が主で、
色合いや花の豪華さ、育て易さなどから
こちらも人気の品目です。


一般の知名度も高いストックですが、
実は大抵の人が見ているのは
ストックの表の顔のみなのです・・・!!?


ストックの裏の(?)顔は、、、というと





















なんだか花弁がスッキリして見えませんか?

一枚目の写真の苗と
同じ品種の同じ袋の種子を播種したものですが
こちらは一重の花なのです。
もちろん管理も同じです。

お店に並ぶストックは通常、
一枚目の写真のような八重のものばかり。


でも、本当は、
一重と八重とが半々くらいの確率で
混在しているのです。


種子の段階では、一重と八重の判別は出来ません。
















種子の袋にも【八重率は55%程度】とあります。

播種をしてそのまま栽培すれば
一重が45%、八重が55%の割合で開花するというわけです。


でも、、、人気があるのは八重ばかり。
八重の方がゴージャスで、開花期間も長いからでしょうかね。
(八重の花は雄ずい、雌ずいが花弁と化したもので
生殖能力がなく花が長持ちしやすい)

花壇苗としては一重を好む人もいますが、
生産の立場から考えると、ロスを少しでも減らすため
苗を育てる初期の段階で八重率を向上させる必要があります。

そのための作業を『八重鑑別』と言い、
幼苗の内に、一重を間引いて八重を残します。




鑑別のポイントは・・・
長くなりそうなのでまた今度!!!
アディオス~♪





(池田)



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