2014年11月25日火曜日

パンジーの花を摘む


今日はあいにくの雨でした。
寒かったですねぇ。

今日の、花卉研究室の実習項目の一つは、「パンジーの摘花」でした。
来月出荷予定のパンジー鉢ものの花がらも花も蕾も、すべて摘んでしまいます。



なんでわざわざ咲いた花を摘み取ってしまうんでしょうか。
もったいないような気がしますね。

でも、まだ出荷はまだ先。

最近は寒い日が多くて、温室の窓も閉まりっぱなしの日が増えています。
そうすると、温室の中は湿度が高くなり、いわゆる「蒸れ気味」になります。
こんな条件が大好きなのは、そう、あの嫌なカビ。

花を咲かせっぱなしにして、花がらが増えてくると、「灰色かび病」が発生する原因になります。
「灰色かび(ボトリチス」)と呼ばれるカビが、花がらや花に発生し、やがてカビは花がらから葉へ...

葉は傷み、そのまま放置しておくと、枯死にも至りかねません。
そこで、予防のために花を摘み取ってしまいます。もちろん花がらも除去しつつ。


また、花を摘み取ることで栄養生長を促して、出荷までにしっかり株のボリュームを出す、という意味もあります。

摘花前↓


摘花後↓


寒くて大変ですが、皆さんのお庭でも、花がらをまめに摘み取ると、灰色かび病の予防になりますし、結実も防いで無駄な体力を使わせずにすみ、花を楽しめる期間が、少しでも長くなります。



ところで、今日、ちょっとした事件がありました。
研究室の向かい側に、そこそこ大きなガラス窓があるんですが...
鳥がぶつかって...墜落しました...

おそらくガラスが見えなかったんでしょう。




はじめは失神してピクピクしてたのですが...

箱に入れてやると、起き上がって、だんだん元気に。
やがて、いなくなりました。

無事、飛び立てたんでしょうね。よかったです。

研究生の任さんが調べてくれました。
おそらく、ムクドリの幼鳥、だそうです。

巣立ったばかりで、ガラス窓にも慣れてなかったんでしょうね。


金谷

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