おかげさまで花卉・苗生産部のハウス内は空になり、連休後半の母の日向けの出荷は無事完了しました。職員の疲労感は抜け切れていませんが、今日からまた平常業務です。またこれから植物がどんどん増えていきます。
さて、昨年のブログでもご紹介しましたが、今年も園芸学科3年生の栽培・育種学専門実習の花卉コースでは、直径約45㎝の樽プランターにさくらさくらシリーズのポット苗を植え付ける制作課題の実習が始まりました。花卉コースでは、セル成型苗生産技術や販売用のポット苗生産などの実習を中心に行なっていますが、展示用としての見本鉢や樽プランターの栽培技術についても実習を行なっています。いかにより良く、綺麗に植物を魅せられるかも重要な栽培技術ですね。
昨年の様子は以下のブログを参照してください。
http://naeseisan2.blogspot.jp/2014/08/blog-post_4.html
ちなみに昨年の学生さんの作品は・・・
今年は、ひとつの樽プランターにさくらさくらと桃色吐息を3株ずつ、おゆきちゃんを2株の計8株を植え付けることにして、7月末の実習最終日までに樽プランターの外側の1/2まで枝が伸び、株全体が花で埋め尽くされることが目標です。
まず、樽プランターの底に用土が落ちないようにネットを入れ、樽の半分ほどパーライトの大粒(20号)を入れていきます。この大きさの樽にすべて培養土を入れてしまうと重くて持てませんね。軽量化と排水性を考えてのことです。
樽プランターの真ん中の部分がやや高くなるように培養土を入れ、ポットを並べ植える位置を決めます。植え位置が決まったら、やや深めに植え付けます。
株元が見えるのでちょっと植え方が浅いかな~
植え付け位置が樽の端に寄り過ぎています
最後に分枝を促すために枝先をピンチして、雨除けハウスのベンチに置いて、灌水したら完成です。直接雨の当たらないところで管理すると蒸れや花傷みが少なくなります。
植え付け後1週間経過
植え付け方も様々ですが・・・
課題としての最終的な出来の良し悪しに一喜一憂するよりも、じっくり時間をかけて植物の生長の変化を観察し、その生長に合わせた栽培者の対応力を身に着けてもらえたらと思っています。栽培の過程が非常に重要ですね。しばらくは、枝数を増やすためにピンチ(摘芯)と置き肥、週1回の液肥が必要ですね。今後の生育が楽しみです。
(渡辺均)
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