2014年9月29日月曜日

生薬の国産化のために

 2か月間もあった夏休みも残り2日。101日から後期の講義が始まります。講義のない2か月間はやらなければならないことがたくさんありました。集中実習、非常勤講師、見学者対応、大学院入試、学会、会議、イベント出展・・・。

 全国数か所で試験栽培を委託している薬用植物の現地調査もその一つです。先日は、その一つ大分県の試験栽培地を訪ねました。きっと夜は別府?湯布院?とお思いでしょうが、そんな誘惑(湯湧く?)と湧き出る湯気を遠くに見ながらいつも日帰りです。

 ここでは、数種類の薬草の試作をお願いしています。一見すると雑草だらけのように見えますが、貴重な薬草を無農薬で栽培して頂いています。当然、除草剤も使っていません。




  
 まだまだ安い輸入生薬との価格差を考えると、生薬の国産化のためには、いかに生産コストを抑え、生産性を高め安全性の高い生薬を作るのかが課題です。地域の将来や農業の将来を考え、このようなことに積極的に協力して下さっている生産者にはいつも頭が下がります。すぐに答えが得られる研究ではありませんが、この方々のためにも何とか試作を成功させ、生薬の国産化につなげて行きたいと考えています。



(渡辺 均)




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