まだ暑かった先月のことです。圃場にある1000属検定温室で栽培している姫月下美人(サボテン科・Epiphyllum pumilum Britt. et Rose)の蕾が膨らんでいるのを見つけました。2か月前に挿した株に一つだけ蕾を着けました。3階の私の部屋の前の廊下に置いて開花を待ちました。姫月下美人は月下美人と比べて矮性で、鉢で栽培すると株高は30㎝ほどにまとまり、初夏から秋にかけて多数の花を着けます。
21時を過ぎて開花が始まりました。後ろは実生のアデニウムです。
およそ1時間かけて満開になりました。花は透き通るように白く、花被片は触ると傷がつくほど薄いのが特徴です。月下美人に比べ花は小さく香りもそれほど強くありませんが、鼻を近づけると微かに甘い香りがします。
この日は、日付が変わるまで花は開いていましたが・・・翌朝には萎んでしまいました。
月下美人の仲間は熱帯性の着生(樹木などに付着して自生)のサボテンですので、夏季の高温多湿条件にも強く、冬季さえ最低気温を10℃以上に保ち、水やりを控えれば比較的栽培しやすい植物といえます。特に姫月下美人は株があまり大きくなりませんので管理も簡単です。もっと皆さんに楽しんで頂きたい植物の一つです。
11月3日(月・祝日)に柏の葉キャンパスで開催されるセンター祭で少量を販売する予定です。
(渡辺 均)
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