2016年2月2日火曜日

地道...でも大事

学生の渡辺君です。

まだ学部の2年生ですが、トルコギキョウに関する研究に取り組んでいます。


葉を1枚ずつ計測して、1株分ごとに封筒に入れています。
どんな研究をやっているのかな?

きっと、いずれここで教えてくれるでしょう。


植物の形態などを一つずつ、定規やノギス、秤、その他諸々の計測機器で計測するのは地道で根気の要る作業です。寒くて手もかじかむし。。。

地道でしかも地味なように見えますが、形態などを数値化して、実際生じている現象を記録し、現象が生じている理由を推察することは、研究の起点になり、実際の生産現場などでも素早く応用可能な情報になることもあり、とっても大事なことです。


どのような結果・情報が得られるのか。
楽しみです。

(金谷)


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2016年2月1日月曜日

アデニウムの出芽

Desert Rose(砂漠のバラ)ともいわれるアデニウム(Adenium)の交配種子を先月上旬に播きました。25℃の発芽室内で管理していたところ、播種後2週間が経過したころから出芽が始まりました。


画像のように動物に限らず植物も、出芽して(生まれて)間もなくというのは、何とも愛くるしいものですね。まだ小さいくせにアデニウムの特徴である茎の下部が膨らみ始めています。


栽培条件や株の大きさによっても違いますが、播種後2年目くらいから花が咲き始めます。この種子は、品種間で交配したものですので、もしかしたら交配親と違う花が咲くかもしれません。どんな花が咲くか今から開花が楽しみです。

アデニウムの交雑品種



   (渡辺均)

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2016年1月29日金曜日

今週の出来事とペチュニアのピンチ作業

今週は、毎週行われる共同作業やゼミの他に、博士論文発表会といった大きな行事がありました。博士論文の発表を行った、博士後期課程3年の安藤匡哉さんを始めとして、今年卒業される修士課程の先輩方や学部生の後輩など、研究室の多くのメンバーが発表に向け頑張っている姿が印象に残る1週間でした。
 
多くの先輩方や後輩が卒業に向け頑張っている中、我々は実習として母の日に出荷するペチュニア‘さくらさくら’、‘桃色吐息’、‘おゆきちゃん’ミックス鉢のピンチ(摘心)作業を行いました。


 ペチュニアのように、枝先に花をつける植物では、ピンチ(摘心)は非常に重要な作業です。枝先の芽を摘んで、わき芽を伸ばし、枝数を増やすのがピンチの目的です。ピンチを行うと、行わなかったものと比較して、株の大きさや花付きが格段に上がります。

 ピンチ前の状態

ピンチ後

写真からだとかわいそうに見えますが、このように苗の段階でピンチを行う事で、今後枝数が多く、花をたくさんつけた優雅な株に成長します。
いつもより少ない人数での作業でしたが、午後から始め、日が暮れる前に650鉢のピンチを行う事が出来ました。



これからも高度な栽培技術の習得に向け、一歩ずつ頑張っていこうと思います。


(学生:井上)

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2016年1月28日木曜日

限界に挑戦!



今日はハクサンの
マーガレット‘サマーソングローズ’の鉢上げです。



               






今回は花卉・苗生産部にとっても、久しぶりの「9号鉢」への鉢上げです。









直径27㎝の9号鉢は隣の8号鉢と比べても、一際大きく、土を入れると
結構な重さです。











重さ約5㎏の鉢を1000鉢程鉢上げ、ハウスに並べます。










トラックに満載の鉢。これで3分の1の量です。








まだまだ、苗はたくさんあります。







それではご両家の皆様、大変長らくお待たせいたしました。

マーガレットケーキの入場です!




















エンッダァーーーーー  イヤァーーーーーー(ホイットニー風












ところで、下の画像のハウスは毎年、母の日近くになると綺麗な花でいっぱいになります。

8号鉢をスペーシングして並べると1700鉢ぐらい入ります。



それでは<問題>です。
下のハウスに8号鉢をスペーシングせず、ギチギチに並べると何鉢入るでしょうか?















物事には限界があります。

体力の限界
精神の限界
そして、ハウスに入る鉢数の限界・・・













問題の答えは
「やってみれば分かる」でした。





今年も花卉・苗生産部は限界に挑戦します!





(4800鉢を並べたハウスにて、長嶋)


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2016年1月26日火曜日

腐葉土を作る...前の準備

寒い日が続きますね。

本ブログの1月18日の記事に、
「講習会 ~腐葉土とぼかし肥の作り方~」の紹介がありました。
http://naeseisan2.blogspot.jp/2016/01/blog-post_18.html

講習会開催前の1月13日に、学生さんたちと腐葉土を作るための準備を行いました。
落ち葉やヌカを入れ、十分に発酵して良い腐葉土ができるまで寝かせておくための
枠の作製です。

石井技術専門職員が、事前に足場パイプを切って、打ち込んでくれていました。

あとはブルーシートで囲むだけ!
超簡単!!

とみんな思っていましたが...

落ち葉を寝かせている間に底部に水が溜るのを少しでも緩和するために、
地面をならして、やや傾斜をつける作業。
発酵に水分は必要ですが、多すぎると発酵が止まってしまったり、せっかくの養分が溶け出してしまいます。


続いて、透水性のある防草シートを張り、


残るはブルーシート。
大きいブルーシート1枚で、枠の周囲を囲み、落ち葉を入れたあとは蓋もしてしまう、という算段です。

が、簡単そうに思えたのに、正方形のブルーシートをどう使えば効率よく、囲いと蓋両方を兼ねることができるのか...
なかなかいいアイデアが浮かびません。

作業チームみんなでしばらく考えた結果、こうなりました↓
特に苦労の跡は感じられない写真ですが、手持ちのモノを、考えながら効率よく使うのは、なかなか大変なことです。


風の強い柏の葉キャンパス。
パイプにブルーシートを強くくくりつけて完成です。




いい腐葉土ができるといいですね~
楽しみです。

(金谷)



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2016年1月25日月曜日

園芸植物生産技術論 ~中川雅博さん特別講義~

園芸学科2年生向けに開講している園芸植物生産技術論に園芸学部OBで花のブリーダーとしてご活躍されている中川雅博さんをお招きして育種のお話をして頂きました。



中川さんは㈱サカタのタネでパンジーをはじめ多くの花卉の育種をされている現役バリバリのブリーダーです。中川さんのお名前は知らなくても、花を扱っている方でしたら、次々と新品種が発売されている㈱サカタのタネのパンジーやビオラ、ヒマワリ、アネモネを知らない方はいないはず。そのほとんどが中川さんが開発に携われた品種なのです。

講義は学生時代のことから卒業後に育種の仕事に関われるようになった経緯や企業で育種の仕事を行なう面白さなどについて、開発された品種を例にしながらお話をして頂きました。

受講者はおもに学部2年生ですので、ブリーダーという職業(仕事)を今回の講義で初めて聞いた学生さんも多かったかも知れませんが、普段の講義では聴くことのできない興味深い内容だったのではないかと思います。企業育種家のトップを走り続ける中川さんのブリーダーとしての凄さと、その仕事の面白さを少しでも学生さんに理解して貰えたらと思いました。中川さん、有難うございました。



  (渡辺均)

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2016年1月22日金曜日

JFS花壇の防草シート張り替え

  
皆さんこんにちは
今年の冬は、暖かな日が続いて、日本各地のスキー場などで雪不足が続いているようでしたが、1月に入ると急激に気温も下がり、例年並みの気候に落ち着いたようですね。
まだまだ寒い日が続きますので、お体にはお気をつけて風邪など引かれませんようお過ごし下さい。

本日の実習では、JFS花壇の防草シートの張り替えを行いました。

このブログに度々出てくるJFSですが、、、JFSJapan Flower Selection)とは?
「いい花の新基準。」を合言葉に、ジャパンフラワーセレクション実行協議会
が主催して、花きの新品種を評価しその推奨を行うものです。 
業界のプロによる公正な審査が行われ、「優れた品種」を選びます(HP引用)。

そんな栄えあるJFSですが、このJFSの栽培試験を行うJFSトライアル花壇は千葉大学環境健康フィールド科学センターの敷地内にあります。

そんなJFS花壇も現在、植えられている品種はなく、全ての区画が空いている状態です。




この花壇、区画ごとの境となる通路に防草シートが引いてありますが、老朽化がすすみ、少し足を引っかけた程度で破れたり、端の方がほつれてきたり、もうボロボロの状態でした。

作業は、比較的単純で、古いシートの上から新しい防草シートを張り、くいで固定していきます。



本日の作業は、植物を扱う作業ではありませんが、それだけが生産ではありません。
実際の生産では、ハウスや圃場の維持や管理も、重要な仕事となってきます。

風も強く、人数も少ない、そのような状況での防草シート張り替え
どのようにすれば早く終わるのか、うまく張ることができるのかを考えながら、一人一人が考え、意思疎通しながら効率よく作業をすることで、日が暮れる前には張り終えることができました。



JFS花壇は、今年の審査に向けて準備万端です。
今年は、どのような美しい新品種が出品されるのでしょう。楽しみです。
(修士1年:村岡)

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