2017年4月11日火曜日

どうしてこうも雑草は増えるのか?

本日の実習は、暖かくなってきたこのシーズンの大切な仕事、除草作業です。

雑草は病害虫の媒介源にもなり得るため、小まめに丁寧に、除草作業を行っていきます。

ハウス内の雑草を丁寧に根こそぎ取り除いている様子


どうしてこうも、雑草は発生し続けるのでしょうか?
地下茎を取り除いていないから?種子がこぼれてしまったから?
様々な理由が考えられますが、雑草と呼ばれる植物の生存戦略から考えてみると、
それらの植物は、可能な限り早く、そして長く生殖成長 (種子をつくる) を行う戦略を有しているためと考えることも出来ます。



写真はカタバミが花をつけている様子ですが、草丈が低い状態や株が充実していない状態でも、生殖成長へ移行することで、手で取り除かれた後も、子孫をハウス内に存在させることに成功する訳です。

上述したことは一例ですが、
雑草と呼ばれる植物を切り取っても、植物の世界は奥が深いようです。



黒沼

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2017年4月10日月曜日

アデニウムの植え替え

先週金曜日の4年生の渡邉君のブログもアデニウムでしたが、今日の話題もアデニウムです。
昨年1月にアデニウムの種子を播き、その1ヶ月後に発芽したアデニウムについてブログでご紹介しました。その内容は、以下をご参照下さい。

http://naeseisan2.blogspot.jp/2016/02/blog-post.html


上の画像は、播種後2週間目(20161月末)の様子です。小さくてもアデニウムの風貌ですね。

それから、1年以上も植え替えもせず、輪鉢の中に入れっぱなしにしていたので、さすがに込み合ってきました。雨の日の灌水当番の日に植え替えを行ないました。


大きい株で10㎝以上に生長していました。輪鉢から静かに株を抜くと、上の画像のように太い茎に細かな根が少しだけ着いています。この根量で生存するための水や養分を吸収できているとは面白いですね。さらに、良く見ると株元の色に個体差があります。おそらく、花色が違うのでしょう。

株元が腐ってしまったものは、挿し芽を行ないました。切り口を乾かしてから排水の良い用土に挿しました。




最後に灌水して作業完了です。
実生のアデニウムは、生長とともに株元がさらに少しずつ肥大してきます。パキラの実生もそうでしたね。

アデニウムのブログを書いた渡邉君にも1鉢預けました。今後の生長と何色の花が咲くのか今から楽しみです。


(渡辺 均)

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2017年4月7日金曜日

アデニウム ~砂漠のバラ~

 こんにちは。
 今年度からついに学部4年生となりました渡邉です。

 最高気温が20℃近くなる日々が増え、春の訪れをまさに肌で感じられる今日この頃ですね。


 今回のブログでは、1000属ハウスにある数多くの植物の中でも、アデニウム (Adenium) というキョウチクトウ科の植物を紹介いたします。

 現在1000属ハウスでは、アデニウムがきれいなピンク色の花を咲かせ、灌水を行う学生の心を癒してくれています。




 アデニウムは、アフリカ、アラビア半島原産の多肉植物です。
 「砂漠のバラ」とも呼ばれ、写真のような大きく可憐な花を咲かせます。






 また、アデニウムは、根元がぷくっと膨らんでいるのも特徴であり、
 そこから伸びる細い枝の先端近くに葉をつけます。





 このような見た目から、アデニウムを盆栽のようにして楽しむ人もいます。

 
 ということで、私もアデニウムで盆栽デビューを果たすべく早速、剪定した枝を利用し挿し木を!

 …といきたいところですが、アデニウムの基部が肥大するのは実生 (種子由来) のみであり、挿し木では基部は肥大しないようです。
 盆栽家としての道のりに近道はない、ということですね。




 アデニウムのようにきれいな大輪の花を咲かせるためにも、日々勉学に勤しみ努力していきたいものです。


学部4年:渡邉


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2017年4月6日木曜日

セルと箱

先日、カンナのセル苗出荷がありました。

カンナは発芽が揃わず、発芽率も低いと聞いていたので、
たくさん播種しておきました。

(播種と発芽の様子http://naeseisan2.blogspot.jp/2017/03/blog-post_23.html)

128穴セルトレイと、念の為に育苗トレイにもバラバラと。
と。。。
発芽してビックリ!
予想に反して8割ほどが一斉に発芽してきました。
吸水の仕方が良かったのか・・・
嬉しい誤算です。















(育苗トレイバラ播き)

余ってしまった苗も、出荷までは栽培を続けます。
出荷が終わると、余剰苗は一週間後に廃棄してしまいますが、
生育を見るのに一部ポット上げしています。

セル苗は、よく根が張っており、
地上部を手で引っ張ってもスルリとセルから離れます。













育苗トレイの苗は・・・














太い根が絡まり合い、もはやマット状に!


株を一本ずつに分けようとすると、ブチブチブチっと根が切れる音が。


















図らず密植になってしまったせいではありますが、
株も徒長気味でヒョロヒョロしています。


四方八方に根が広がり、まとまりがないため、植え付けも悪戦苦闘。
根が土から飛び出したり折れたりしてしまいます。



















発芽までの期間が長い樹木苗や、
束で植付けするイネ、
発芽率が低い種子、
セルトレイではコストがかかり過ぎる場合などには、
育苗トレイや育苗箱を使うメリットもありますが、
花苗、野菜苗においては、
1970年代以降、セルトレイでの苗生産が主流になっています。

セルトレイへの播種は、育苗トレイや箱播きに比べて
時間やコストが掛かり面倒ですが、
後々の苗の揃いやロス率、移植の手間、植傷みなどを考えると
セルトレイでの生産が断然good!!

半世紀以上前には、セルトレイは存在しなかったのだと思うと、
文明の利器バンザーイと発明者を褒め称えたい気持ちでいっぱいです。




(池田)



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2017年4月5日水曜日

畝立て

 新年度も始まり、大学では入学式や新入生たち向けのガイダンスがおこなわれています。
 我々も新たな顔ぶれを迎えつつ、一丸となって邁進していきたいと思います。


 さて、昨日のブログで薬草園に新設した砂場について取り上げられていましたが、その砂場から通路を挟んだ向かい側に、シャクヤクを植えるための畝を作りました。

 元々シャクヤクは薬草園に植えてありましたが、大規模な整地をする前に苗生産の畑に避難させていました。
 その仮植えしていたものを植え直すにあたり、花卉園芸学研究室ではあまり機会のない『畝立て』をおこない、シャクヤクを移植しました。


 畝立て予定地。まだ手付かずのまっさらな平地です。
 畝立てをするときに最も気を付けなければならないのは、畝がうねうね曲がらないこと!です…失礼しました。


 畝の肩となる予定箇所に沿うように、棒とひもを使って印をつけます。


 そして鍬で少しずつ土を救いながら、ひもで囲んだ内側に土を盛り、側面を押さえながら形を作っていきます。


 一つ目の畝、完成!
 …上から見ると、地面とあまり変わらないように見えますね。


 畝が完成したら、シャクヤクを植え付けていきます。
 株が大きいため、株間を広めにとって1植えで深めに掘っていきます。
 すでに芽が出始めているので、少し頭を出すようにして植えます。


 植え付け完了!
 今はマルチも何も張っていませんが、藁を敷く予定です。


 施設栽培を基本とする我々にとって、畝を立てるという作業は経験の少ないことですが、蔬菜や作物の専門実習での経験を思い出しつつ、試行錯誤しながら作業をおこない、順々に綺麗になる畝が作られていくのでした。

(安藤匡哉)


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2017年4月4日火曜日

薬草園の大改修 ~砂場編~

 本年度より研究員としてお世話になることになりました黒沼です。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。

さて、先日ご紹介したように、現在、薬草園の大改修を行っております!

本日のブログは、~砂場編~と称し、砂場の新設についてご紹介します!
薬用植物のなかには、ハマボウフウ (Glehnia littoralis Fr. Schm. Ex Miq.) やボタンボウフウ (Peucedanum japoniicum Thunb.) などの海岸に自生する植物もあり、それら海浜植物の植栽環境として、砂場を新設することになりました。

まずは、ジャノヒゲを剥がし、穴を掘り、砂場スペースの確保を行います。


その後、川砂と土壌を軽く混ぜ、


あとは、川砂を投入するのみ!



完成した様子
4 m250袋を投入しました


まるで3分クッキングのようなこれらの写真では、苦悩と努力が上手く伝わらないのが、少し残念です

 いつだって、重労働の後には「疲労」という二文字しか残りませんが、薬草園の改修が終了し、自分自身や訪れた多くの人にとって、価値のあるものになれば、「疲労」が「達成感」や「自信」として昇華されることを大学生活で学びました。
明日も重労働は続きましが、こんな立派な事を書いたので、弱音は今日より「少なめ」で、頑張ります!笑


黒沼

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2017年4月3日月曜日

実習の成果 ~ 接ぎ木 ~

新年度に入り、今日が実際のスタートですね。今週は入学式やガイダンス、来週から授業開始です。

花卉・苗生産部では、年間を通して様々な実習を行っていますが、接ぎ木もその一つです。接ぎ木は、古くから行われている園芸技術ですが、大学の実習ではほとんど教えなくなりましたので、園芸学部を卒業するほとんどの学生さんは、知識として知っていても、実際はできません。

大学で何を教えているのか! と業界の方にお叱りを受けることがありますが・・・。さぁ~、他の先生は何を教えているのでしょうね~。とはぐらかすしかありません。千葉大では、昔から繁殖に関する「播く」、「挿す」、「接ぐ」は園芸の基本技術として、継承されてきましたが、このようなことができる教職員が減ってしまったことが原因です。できて当たり前だったはずですが・・・。逆にこのような技術を教えずに業界に送り込むほうが、相当勇気がいると思いますが・・・。

ということで、毎年のことですが、今年も1月にサクラとムクゲの接ぎ木を行ないました。

サクラの接ぎ木。活着して穂木から新芽が吹いています。


接ぎ木を行なった学生は3月に卒業して大学にはいませんが、その成果はゆっくりとですが生長しています。柏の葉キャンパスでの学生生活で業界人として最低限必要な基本技術は身についているはずです。社会人としての今後の活躍を期待しています。

(渡辺 均)


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