2024年1月15日月曜日

2023年度最後の実習メニュー

昨年4月から行なってきました園芸学科2年生の実習も、今回が最後のメニューとなりました。この実習は、学生さんの数が多いので3班に分かれて実施しています。果樹、蔬菜、花卉・苗生産で各10回実習を行います。そのため、今月3回同じ実習を行なって終了です。

 

2年生の花卉・苗生産の実習の目的は、基本的なスキルや園芸作業を理解すること。4月から播種、ポット上げ、鉢増し、挿し木、挿し芽、株分け、分球、シクラメンの葉組み・花寄せ、寄せ植え、ポット苗の出荷調整、観葉植物の鉢増し・誘引・整枝、用具の使い方(鋏・鎌の使い方、鎌の研ぎ方)、用土について・・・。

 

最後の実習メニューは、鉢花の植え付けとミニバラの整枝。どちらも今年5月の第二日曜日の母の日に向けた鉢花(3色ミックス)づくりです。植え付けるのはカリブラコアの花色の異なる3ポットです。もちろん花色の違いがわかるようにポットの色は変えてありますが、同じポットの色を同じ鉢に入れてしまうと、何色かは咲かないことになってしまいますので、その点は何度も説明、注意をして作業を行なって貰いました。

 

その他にも注意点はたくさんあります。ポットからの苗の抜き方、植え付ける高さを3ポット同じにすること、鉢の中央に3ポット植えること、ポットの間に棒を使って土をすき間なく入れること、植え付け後の用土の鎮圧(トントン)は軽く数回行うこと、ウォータースペースが灌水後に3㎝程度になること、母の日のギフト用鉢花になること・・・。

 

丁寧に作業を行なって貰いましたので個性的(?)な鉢はなく、とても良く揃った鉢花ができ上がりました。

 

3ポット同じ高さになるように鉢の中央に植え付け

 

苗の周囲に用土を入れる

 

苗のすき間に棒を使って用土をつめる

 

灌水後に栽培ベンチへ

 

 園芸学科2年生の約半数の学生さんは、コース分属の関係で3年生以降に栽培実習のカリキュラムがありません。そういう意味でも、2年生までに習得した基本的なスキルを身につけておいて欲しいものです。

 

(渡辺 均)

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