2021年2月8日月曜日

発根する挿し芽、発根しない挿し木 ~農場実習Ⅱ~

先週で令和2年度の講義や実習もほぼ終了しました。今年度は、大学の講義の様式が対面からオンラインへと大きく変わった一年にもなりました。

 

一方で農場実習はと言いますと、一部の大学ではオンラインで行なったところもあったようですが、私たちは対面で昨年の8月~9月に集中で実施して遅れを挽回し、10月からは週1回の通常モードで対応しました。

 

花卉・苗生産の実習では、様々なメニューを用意して実習を行ないましたが、当然ではありますが、その目的は技術の習得、つまり自分で栽培ができるようになることです。

その内容は、鎌の使い方や研ぎ方、スコップやハサミの使い方などの用具の基本的な使い方から始まり、種子繁殖や栄養繁殖の方法、ポット苗やシクラメンなどの栽培管理や出荷調整など多岐にわたります。

 

その中でも繁殖方法については、挿し芽、挿し木、分球などを行ないましたが、なぜ、そのように行なうのか、その理由も説明して実習を行なってきました。 


ペチュニア さくらさくらの挿し芽

なぜ天芽(先端部)を使うのか?

 

ベンジャミンゴム(斑入り品種)の挿し木

なぜ細い先端部を使わないのか?

 

細かな説明やポイントを解説した後に、実際に作業を行ない、さらにその途中で手元を見ながら指摘もしますが、それでも数週間後に、その結果をご自分で確認すれば、良く揃った苗に仕上がるのもあれば、逆にそうでないものもあり、結果は一目瞭然です。

 

「今日の実習は、ただ挿しても揃いの良いものはできません。」

「この挿し穂を挿しても発根しないですよ。」

 

とは言いますが、その説明されたポイントがどこなのかを自分自身がきちんと理解していないと、そのとおりの結果になってしまいます。

 

何となく出席して、決められた時間内にみんなで作業をしていれば、実習を行なった気分になるような雰囲気もありますが、技術のポイントを理解し、成果や結果を目に見える形にすることで、実習の意義がより明確になるのではないかと思っています。一方で、こうすることによって、評価もしやすくなるという一面もあります。

 

今年度は、大学の講義の様式が大きく変わった一年でしたが、対面で実習を行うことの大切さとリスクを考えると、より一層の実習内容の充実に向けた見直しも必要ではないかと思いました。

 

(渡辺 均)

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