今年は、本当に冬が来たのかな、と思ってしまうほど、例年より冷え込みが少ないような気がします。このまま春を迎えるのでしょうか。
現在、1000属ハウスでは、
暖冬のせいか、少々フライング気味に花をつけているものもちらほら見られます。
こちらはニオイバンマツリ
開花期は4月~7月と言われていますが、現在ハウスにある2株は、ともに花をつけています。咲き進むにつれて紫⇒白への花色の変化が特徴的な花です。
また、こちらは先日、本ブログで咲き始めたことが紹介されていたアザレア
満開といった感じで、とてもきれいです。
一方、ハウスの奥では、何やら不穏な空気が、、、
最近1000属ハウスで、問題になっているのがこちら
※1000属ハウスとは、学生が植物の名前や維持管理法を学ぶための温室であり、生産用の温室とは異なります
なんだか葉が黒くなって汚れがついているように見えます。
これは、すす病です。
植物の葉や枝の表面にカビが生育し、黒いすすの様なもので覆われてしまいます。すすが付くことで見た目が悪くなるだけでなく、葉が覆われると、光合成や蒸散が阻害され、植物の生育も悪くなります。すす病は直接植物に寄生するのではなく、害虫(吸汁性害虫)の排泄物を栄養にして繁殖します。
すす病対策として効果のある薬剤は、少なく、原因である害虫の発生を抑えることで、すす病の対策とすることが多いとされています。
また、簡易的な対処として、葉についたすす病は、清潔な布などでふき取ってしまう方法があります。
先月まで、1000属ハウスでは、コナカイガラムシの発生がみられ、コナカイガラムシの排せつ物を栄養として、すす病が繁殖していました。しかし、コナカイガラムシの駆除を行ったため、現在ではコナカイガラムシの姿は見られません。
差し詰め、コナカイガラムシの置き土産、、、
というわけで、葉をちぎらないように1枚1枚丁寧にふき取ってみました
軽くふき取っただけですがずいぶんきれいになりました。
すす病の再発がみられるようなら、駆除しきれていない害虫が居るということ、、、
害虫の発生が見られた場合、各害虫に対して適切な薬剤散布や処理を行う必要が出てきます。
今回は、再発しないことを祈って、ふき取って様子を見ておきましょう。
(修士1年:村岡)
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