本日の実習は、このサトウキビの増殖です。
温室で管理していた鉢ではありますが、多くの葉が褐色になっており、寒さにより休眠が始まっています。
繁殖方法ですが、休眠中の常緑樹や落葉樹と同様に、節挿し(休眠挿し)を行い、温度の上昇とともに発根・出芽を促していきます。
樹木等と異なり、イネ科草本は芽が露出していませんが、葉鞘を取り除くと、写真の様に芽が出てきました。
この芽と、発根・出芽に必要な養分の確保のため、節の下部を残し、トレーに挿します。
この時、芽が土壌に隠れるようにするのがポイントです。
今回は、計640の節挿しを行いました。
1か月もすると、芽が動き出し、写真のように成長していくはずです。
(写真は、芽が既に出芽している挿し穂の様子です。)
サトウキビの味は、ミルクキャンディーとスイカを足して2で割ったような印象でした。
この甘さは、茎に蓄積したショ糖によるもので、サトウダイコンも同様に、茎にショ糖を蓄積します。ちなみにサツマイモはデンプンを根に蓄積したもので、ジャガイモは茎に蓄積したものになります。
様々な植物の違いを人間が理解し、美味しく頂いているわけですね。
サトウキビの生の味は、実際に食べてみなくては分かりません。
さて、本年の夏は、一家に一鉢サトウキビはいかがでしょうか?
(学生:黒沼)
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