2013年4月5日金曜日

置き肥と農薬散布

今回の実習では、先日ピンチした母の日出荷用のカリブラコア3色ミックスに、置き肥と農薬散布を行いました。




栽培中の植物に与える肥料には大きく2つのタイプがあります。
1つは液体タイプの肥料で、液肥と呼ばれるものです。こちらは肥料を水に溶かして潅水の代わりに与えるもので、速効性があります。そのため、養分不足の症状がみられたときには素早く効果を発揮することで、植物の回復が見込めます。

もう1つは固形タイプの肥料で、今回の実習で与えた置き肥と呼ばれるものです。こちらは粒上の肥料を植物体の周辺に置くことで、通常の潅水の度にゆっくりと養分が溶けだしていく緩効性のものです。この“ゆっくり”溶けだすのが大切で、低い濃度の養分を長期間効かせることができます。

この2つのタイプの肥料、併用する場合には成分の異なるものを利用すると効果的です。置き肥の合間に、植物の状態を見て足りない養分を補給させたり、あるいは予め生育段階によって、多めに必要となる養分が分かっているのであれば多めに与えたりといったように、小回りの効く液肥を利用することで、お互いの長所を生かした肥培管理が可能になります。

また農薬散布としては、アブラムシに効果のある粒剤を与えました。
この粒剤、1鉢ずつ同じ分量を与えたい…でも粒が細かいし、鉢が沢山あるからそんなに時間はかけられないし………そんな貴方に『ショットくん』、はいコレ。





こんなおもしろネームの彼、実はとっても便利なもので、下のレバーを引くとタンクに入った粒剤を決められた分量だけチューブの先から出してくれます。
農業製品にはこういったキャッチーな名前が多く見られますが、いったいどんな会議の中で決められているのでしょうか…1度見てみたいものです。

母の日用のカリブラコアは4800鉢。全国のお母さんに喜んでもらうため、丁寧に扱うことはもちろんですが、ある程度の作業スピードも重要となります。





作業スピードを上げることは、能率が上がることで他の作業にも手が回るようになったり、1鉢あたりの人件費を減らすことにつながります。またそれ以外にも、今回の場合ではどの位置に置き肥や粒剤を与えると効果がありそうか、どのように与えると効率的か、など頭で考えながら作業を行うことで、個人個人にも良い影響を与えてくれます。

そのように身体だけでなく頭もフル回転させながら作業を行うと、甘いものが食べたくなりますね。桜も散り始め、やや寒さも和らいできた今日この頃、暖かい温室内では一足先にアイスクリームが待ち遠しくなりました。


学生:安藤



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