気が付けば2月下旬…早く仕事を進めなくては、と思いながらも、何だかんだと過ぎ去っていく日々です。
さて、今日ご紹介するのは、qPCR(リアルタイムPCR)についてです。昨年、当研究室に導入したこの機械を用いることで、遺伝子の発現を定量することが可能となりました!
わーい!(^^)!
気が付けば2月下旬…早く仕事を進めなくては、と思いながらも、何だかんだと過ぎ去っていく日々です。
さて、今日ご紹介するのは、qPCR(リアルタイムPCR)についてです。昨年、当研究室に導入したこの機械を用いることで、遺伝子の発現を定量することが可能となりました!
わーい!(^^)!
今日はカタクリの話題です。1月19日に早期育苗したカタクリをご紹介しましたがその続報です。
1月19日のブログ 「まだ3株、やっと2年生苗」
https://naeseisan2.blogspot.com/2025/01/32.html
その後、この3株の葉は完全に展開し、1枚葉をつけました。さらに遅れて次々と出芽してきましたが、最初に展葉した3株は、わずか20日ほどで地上部が枯死してしまいました。
完全に葉が展開したカタクリ2年生株
地上部にたった20日間? 非常に短命でした。強光下ではあっという間に光阻害を受け、地上部を枯らしてしまったのでしょう。林床下に自生しているカタクリの葉の寿命もそれほど長くはありませんが、光条件でこれほど早く地上部を枯死させるとは驚きました。
次はこの休眠に入った株をどれだけ短期間に出芽させることができるのか?高温と低温の組み合わせですが、興味は尽きません。
(渡辺 均)
大学は今週から4月上旬まで春休みです。この期間に補講や集中講義などはありますが、学生さんにとってはパラダイスな期間ですね。修士の1年生や学部の3年生は卒業研究を進めなければなりませんが・・・。教員は講義がないだけで、当然ですが休みではありません。
今日の話題はトウキ(当帰)です。今年もトウキの湯もみが始まっています。これは、生薬の原料にするための加工の一工程です。
昨年の12月上旬に地上部を切り落とした根を群馬県から運搬し、雨よけハウス内で乾燥させていたものを湯もみに使用します。昨年と同様に1月下旬から開始しました。
この湯もみの作業は、乾燥させたトウキの根を80℃のお湯にしばらく浸け、竹べらなどを使って根の汚れ、小石などを丁寧に落とし、軽く揉んで整形させ、再び乾燥させます。お湯に浸すことで、根に蓄積したデンプンを糖化させ、甘味も増すとか・・・。
湯もみが完了したトウキ
お湯はかなり熱いため、ゴム手袋を二重にはめ、とても手間と時間と根気のいる作業ですが、良い生薬をつくるには欠かせない重要な作業です。例年、2月いっぱいまでこの作業が続きます。あと半分くらいかな~?
(渡辺 均)
15年以上前にガラス温室入り口の樽プランターに植え付けられたフレンチラベンダーがあります。
下の画像のように、いまでは樽プランターに植えられている面影はなく、わずかに樽を押さえていた金属性の箍(たが)が左下に見え、樽の下に鉢底石の代わりに入れてあった大粒のパーライトが露出しています。
プランターが崩壊し、根が露出したフレンチラベンダー
年月の経過とともに、樽プランターは朽ちて崩壊し、株元の用土は雨で流れ落ち、木質化した根が露出し、地面に根を伸ばし、まるで盆栽のような姿になりましたが、植物体はいたって元気そうです。
そもそも、この植物は母の日出荷向けの鉢花として栽培されていたもので、その販売の残りを樽プランターに植え込んだものです。
2009年に鉢花として出荷されたフレンチラベンダー
その当時、1000鉢ほどを出荷しましたが、すでに多くはもう存在していないでしょう。あるとすれば、個人のお庭でラベルも外れ、名もなきフレンチラベンダーとして残っている程度でしょうか。
「置かれた場所で咲きなさい」
売れ残りの1鉢でしたが、捨てるのは忍びないので植えたものの、その言葉を体現したような、出荷当時の鉢花から大きく形を変え、様々な困難を乗り越え、たくましさと生命力を感じる唯一無二の姿になりました。
(渡辺 均)