何のことかとお思いでしょうが、下の画像の植物の出芽が、まだ3株という意味です。一面に出芽してくるはずなのですが・・・。そして、この小さな苗は2年生です。
出芽してきたカタクリの幼苗
この植物は、カタクリ(ユリ科 ・ Erythronium
japonicum Decne.)の幼苗です。一昨年に種子を播き、早期発芽処理を行なって、やっとこの状態です。自然状態でも地上に葉を展開させている期間は非常に短く、一年のうちのほとんどを土中で過ごしている植物です。自然界で種子から開花させるには、7年以上とか10年といわれています。
このような変わり者になぜか惹かれてしまう自分がおりますが、カタクリの休眠期間をどの程度短くしたら、早期に株を充実させ、開花を早めることができるのでしょう?
なぜ、カタクリはこのように長く土中で休眠をしなければならないのでしょう?
播種して発芽したばかりのカタクリ(2024年3月)
昨年、播種して発芽してきた苗と今年の株は明らかに葉の形が違います。やっと出てきた植物体も、おそらく2週間ほどで地上部を枯らし、また長い休眠に入ることでしょう。
播種してすでに2年ほどが経過しましたが、あと3年で花が見られたら、まずは成功かも知れません。 桃栗3年柿8年? カタクリは草本植物ですが、確かに木本のモモやクリよりも開花は遅いですね~。
(渡辺 均)
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