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千葉大学 環境健康フィールド科学センター 花卉・苗生産部 では、
『高度化セル成型苗生産利用システム』を活用した実習教育や研究などを行っています。
毎年、この時期恒例の作業になりましたが、先月中旬から今月にかけて赤熟したオタネニンジン果実の収穫、種子精製、芽切り処理を行いました。
赤熟したオタネニンジン果実とアマガエル
(居心地が良いのかな?)
果実を収穫してタマネギ袋に入れてよく揉み、ざるに入れ洗浄して果皮と果肉から種子を取り出します。
ざるとバケツを使って洗浄中(まだ途中です)
洗浄後、数日間日陰で乾燥させ、熱消毒した山砂を入れたやや大きめの素焼き鉢に種子と砂を交互に入れ層積処理を行います。この処理を芽切り処理といい、一定温度内で処理することで胚の発達を促します。オタネニンジン種子は、赤熟した時点では胚はまだ発達していません。このままでは発芽しません。
数日間乾燥させたオタネニンジン種子
熱消毒した山砂に播かれたオタネニンジン種子
鉢内に山砂と種子を入れて覆土し、十分に灌水して25℃のインキュベータ内で1か月管理します。その後、15℃で管理することで11月末には胚の発達が完了します。さらに5℃で90日以上処理することで、休眠が打破され、やっと発芽できるオタネニンジン種子が出来上がります。そこからさらに発芽適温にすることで、やっと発芽してきます。まだまだ発芽までには時間がかかります。
(渡辺 均)
先週の水曜日(7月29日)で授業が終わり、学生さんは長い夏休みに入りました。
毎年行っていますが、園芸学科3年生の「栽培・育種学専門実習」の花卉を選択した学生さんは、7月の最終回の実習で提出しなければならない課題があります。
ペチュニアのさくらさくらシリーズ(‘さくらさくら’、‘桃色吐息’、‘おゆきちゃん’)を使って5月末の実習で樽プランターに苗を植え、摘心(ピンチ)、摘葉、施肥を繰り返し、7月の最終日に樽プランター全体を満開の状態に仕上げる課題です。
評価を待つ満開の樽プランター
学生さんの作品①
学生さんの作品②
2か月をかけた作品づくりの中で、どれ一つとして同じ出来栄えのものはありませんでした。学生さんの個性ですね。出来栄えはともかく、時間をかけて植物と向き合うことで、学生さんも植物から多くのことを学んだのではないかと思います。
この樽プランターの一部は、北門脇の鍼灸院の入り口に飾られています。きれいですよ。
(渡辺 均)