キンモクセイの香りが漂い始めました。長かった夏休みもあと1週間です。
さて、今日の話題はアボカドです。7月のブログで、春に伸長した枝を使った挿し木(緑枝挿し)を行ったことを書きましたが、その結果のご報告です。
7月13日のブログ
https://naeseisan2.blogspot.com/2026/07/blog-post_13.html
緑枝挿しの目的は、挿し木の歩留まり率の向上と発根までの期間の短縮を狙ったものです。昨年まで行っていた休眠枝挿しでは、歩留まり率は低く、挿し木から発根までに5か月以上もかかっていました。
それと、今回から新たに挿し穂近くにLED灯を設置し、光の影響についても試してみました。さて、その結果は・・・・・。
LED灯直下のアボカドの挿し木(緑枝挿し)
弱光下での挿し木(緑枝挿し)
上の2枚の画像をご覧いただければ一目瞭然ですね。今回の緑枝挿しでは、LED灯直下のやや強い光を当てた挿し床では、挿し穂はほぼ枯死することなく生存しています。また、数本抜いてみるとすでに発根がみられました。
一方、発芽室内の弱い光のみで管理された挿し木では、数本が生存しているのみでした。温度と湿度、日長は同じ発芽室で管理しているにもかかわらず、光の強さという条件を一つ変えただけで、これほど挿し穂の歩留まりに違いが現れるとは驚きです。おまけに挿し木から発根までの期間は、昨年までの方法の半分です!
挿し木というと、やや高い温度と高湿度の弱い光の下で葉からの蒸散を抑えながら行うイメージがありますが、温度管理ができればやや強い光を照射して発根を促すことができました。
アボカドの台木苗生産は、これまで実生(種子由来)に頼っていましたが、挿し木による量産も見えてきました。
(渡辺 均)
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