3月の春休み期間中のことですが、園芸学科2年生の希望者を対象に接ぎ木の実習を行いました。接ぎ木ができる季節的な問題もありますが、ナイフを使用するので実習履修者全員を対象にするにあまりにも危険です。そのため、この10年ほどは希望者を募って「安全第一」で春休み期間中に実施しています。
接ぎ木の対象植物は、木が柔らかく比較的作業がしやすいムクゲ(接ぎ挿し)、カラタチを台木にレモンや温州ミカンなどを接ぐ(切り接ぎ)、オオシマザクラを台木にして八重桜を接ぐ(切り接ぎ)、比較的簡単なものから難易度の高い植物も選んで行いました。刃物を研ぎ、まっすぐに台木や穂木を切って密着・固定させないと活着しませんので、いつもの実習よりかなり難易度は高いですが・・・。
さて、その実習から2か月ほどが経過しましたが、その結果は・・・・・?
接ぎ木が成功したかんきつ類
活着した八重桜の苗
ムクゲやかんきつの接ぎ木は、ほぼ全員活着しましたが、サクラの接ぎ木はやはり木が固く、まっすぐに切るのが難しかったようで、活着率は50%ほどでした。それでも、初めての経験にしては良くできた方ではないかと思います。指導が良いので・・・(笑)。
農学系の大学で木本植物の接ぎ木の実習を行っているところはほとんどありません。その理由は、刃物を扱ったことがない学生が増えあまりにも危険なこと、台木の養成や準備に数年を要すること、教えられる教職員が少なくなっていることなどが挙げられます。
学生さんが園芸に関する技術を一つでも多く身につけ、自分で繁殖や栽培、ものづくりができるようになってくれたらと思っています。AIで何でも解決したように思える時代だからこそ、「特技は接ぎ木です!」と園芸技術に尖った学生さんが出てきてくれたら面白いと思いますが・・・・・。
(渡辺 均)
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