2021年2月27日土曜日

オザキフラワーパークへご挨拶

こんにちは。学部2年の松田です。

先日、3月からインターンシップに参加させていただく、園芸専門店オザキフラワーパークに訪問しました。

私は園芸産業創発学プログラムに所属していて、普通の学科のカリキュラムに加え、インターンシップが設けられているので、自分が興味のある現場を実際に体験できるのです。

 

というわけで、これからお世話になる尾崎社長、山田店長にご挨拶をしました。

近年、園芸分野は人気急上昇中だそうで、特に若い世代がお店によく来られるのだとか。

確かにSNSでもその関連の投稿を見かけることが多くなった気がします。

 

そのあと店内をふらっと見るつもりが、なんと3時間近くも居座っていました…。

恐るべし…。

他の園芸店との差を一番に感じたのは、やはり種類の豊富さです。

例えばこちらのネモフィラの売り場。家の近所のホームセンターでは、おなじみの花色が藍色のもの(おそらくプラチナスカイという品種)しかありませんでしたが、こんなにたくさんの品種が!

それ以外にも、お客さんが商品を手に取ってもらえるように、様々な工夫が施されていました。

普段、生産者側として植物を見ているわけですが、インターンシップを通して、こういった小売店側の意図に自ら気づき、吸収していきたいです。

 

自宅用に小さめの観葉植物を購入してくるよう母に言われていたので、散々悩んだ末、フィカス属のプミラ・サニーホワイトを購入しました。

充実した1日でした。3月から通うのが楽しみです。


(学部2年 松田)

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2021年2月25日木曜日

アキラよ健やかに

ポット苗担当の仲井です。

先週、市場の方から「何か出せる物ないですか?」と連絡をいただきました。
確信は持てないのですが・・園芸ブーム・・きていませんか・・?
市場は売れ行き好調だそうです。
この時期、値段が下がるパンジービオラも値段が下がらないとのこと。

市場の方とのお話では、市場の売れ行き好調の要因は、
前向きに考えると、コロナでおうち時間が増えた結果の
「園芸ブーム・きてる!!・・かも・・?」
冷静に考えると、コロナで生産量を見直す生産者さんがいたり、
大型台風によるハウス倒壊などで大手生産者さんが
あまり量を作れなかった影響などもあるのでは、とのことでした。

都内の園芸店で売上が好調との話も聞きましたので、
前向きに考えて「園芸ブーム・きてる!!」
そしてそれに乗っかって、生産量を増やしていきたいなぁと思っている
今日この頃です。皆様のところではどうでしょうか。

さて、ハウス内ではオステオスペルマムが咲いてきました。
千葉大では例年、オステオスペルマムは挿し芽苗を扱っていましたが、
今年はアキラシリーズという種子系の生産量を増やしています。
こちらはピンチ1回でたくさん花がつき、
非常に作りやすくて揃いが良い優秀なシリーズです。
花の色も白・紫・黄と多様にあり、花壇を華やかに彩ることができます。

個人的な話になりますが、私、息子の名前がアキラなんです(いま4歳)。
なのでアキラシリーズには特別思い入れがあるのですが(勝手に)、
このアキラシリーズでも、植物全般に言える、
花上りの早さと株張りの悪さの相関関係を見てしまい、
少し複雑な気持ちになりました。
花上りが早い株は、栄養成長から生殖成長へ切り替わるのが早いため、
株張りがあまりよくないことが多いです(写真右)。
(まれに、株張りの良さも花上りの早さもどちらも兼ね備えた、
元気有り余る株もありますが)

早い内から花開いてくれると嬉しいものですが、それよりも、
じっくりと栄養を蓄えながら枝葉を増やし、根をしっかり張り、
遅くてもたくさんの花を咲かせてくれるほうが嬉しいなぁ・・・と、
アキラシリーズに息子のアキラを重ね合わせ(勝手に)
いろいろな思いを馳せるのでした・・・。

アキラよ、健やかに・・・

アキラシリーズ、おすすめです!
仲井

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2021年2月23日火曜日

良い準備

 段々と春めいて来ました。2月下旬から3月は、植物の生育が本格化する前の最後の期間です。今年も春・夏・秋は「充実過ぎる日々」を過ごす事でしょうから、今のうちに良い準備をしたいものです。笑
 もちろん、故障している箇所の修繕等には、もってこいのシーズンです。JFSの花壇では、塩ビパイプやホースの経年劣化によって、破損部分が目立ってきました。下のような写真の状態では、全くお話になりません・・・




 そこで、ほったらかしにしていた上記の破損箇所を、修繕!
おかげさまで、この手の塩ビパイプの扱いも慣れてきました。ホームセンターで塩ビパイプの継ぎ手コーナーに行くと、わくわくするほどです。塩ビパイプの継ぎ手は1個50円くらいです。これぞ企業努力!と毎回感心します。笑



 ホースも耐圧タイプをしっかりと設置。径が一般的なものよりも、かなり太いものが必要でしたが、こちらも業務用のホームセンターのおかげで、バッチリ!

 JFS花壇では3月中旬から、春物の定植が始まります。このブログを見て下さっている方々は、塩ビパイプよりも花の方が、わくわくするかと思いますので、タイミングをみて、今年も綺麗な写真を共有できればと思います!




黒沼




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2021年2月22日月曜日

美味しい春の山菜を増やす ~ヒメウコギの休眠枝挿し~

柏の葉キャンパス内の薬用植物園では、サンシュユの花が咲き始めました。フクジュソウの花はそろそろ終わりです。

サンシュユ

フクジュソウ

 

ある方からのご依頼で、ヒメウコギ(ウコギ科、Acanthopanax sieboldianus Makino.)の挿し木を行ないました。太陽光発電を行ないながら、その下で農業を行なうソーラーシェアリングの一環で、栽培をされるそうです。

 ヒメウコギはやや湿った土地の半日陰などでも旺盛に生育しますので、ちょうど良いのではないかと思い、ご提案をさせて頂きました。日向よりやや日陰の方が、新芽も大きくて柔らかく、香りもマイルドになります。

 

 このヒメウコギですが、薬用にも使われますが、なんと言っても山菜です! 山形県では、良く食べられているようですが、この新芽を天ぷら、おひたし、炒め物、うこぎ飯・・・どれも美味しいです。口に入れるとウコギの香りが広がります。食欲のスイッチがオンになる瞬間です。山菜のシーズンはもう少し先ですが、待ち遠しいですね~。

 

ヒメウコギ(自生)

柔らかい新芽を食べる

 

さて、挿し木ですが、今年の枝が伸び切った6月ごろに挿しても発根しますが、その頃は虫がついていたり、葉の調整が面倒だったりと、休眠枝を使う方が簡単です。休眠枝を使うと発根の揃いも良く、なんといっても春に定植できますので、その分、あとの生長が早くなります。

 

薬用植物園に植えられている株から剪定を兼ねて枝を切り取り、穂の長さを約45㎝に切り揃え、23芽ほどを付けて切り分けます。太さと枝の充実度から、おもに2年枝(一昨年に伸長した枝)を使います。


薬用植物園内に植えられているヒメウコギ

 

鋭利な刃物(接ぎ木ナイフ)で切り口を斜めに切り、1時間ほど吸水させた後、切り口に発根促進剤(商品名:ルートン)を塗布してから、128穴のセルトレイに挿しました。

 

挿し木完了

 

 灌水後、上部の切り口に融合剤を塗布し、20℃に保たれた発芽室内に入れました。

  

挿し木後は発芽室内で管理(20℃

 

一週間ほどでまず新芽が動き始め、その後、しばらくすると根が伸長してきます。4月の中頃には納品される予定です。ヒメウコギは、山菜として、てんぷらやおひたしとして利用するのはもちろん、新たな健康食品としても利用価値のある植物です。

 

 

(渡辺 均)

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2021年2月19日金曜日

大切な人に花束を

 こんにちは。学部3年の岡田です。

 

 大学は授業や最終課題が終わり、春休みに入りました。遊びに行くことはできませんが、自由に使える時間が若干増えましたので、最近はしっかり湯船につかるようにしています。

 

 

 先日2/14はバレンタインデーだったので、母と祖母に花束を購入し、プレゼントしました。

 

 

 当日、お店では店員さんに色々お聞きすることができましたが、その中で非常に惹かれたのが誕生日花というものです。

 誕生石のように各月や日付で花もそれぞれ制定されているとのことでしたので、調べてみました。

 

 

 地域によってさまざまな背景等があるということでしたが、誕生花制定の歴史は大変古く、古代ギリシャ・ローマから存在していたという説もあるそうです。

 すべてのものに神からのメッセージを宿す、という考えのもと、誕生花は最も身近な守護神のように考えられていたようです。なんだかロマンチックですね!

 

 私の誕生日は3月で、誕生花の中にフリージアがありました。

 花言葉:あどけなさ、純潔、無邪気、親愛の情

 花言葉は色によっても違うようで、非常に面白かったです。

 

(花言葉-由来 ホームページより引用)

 

 色々調べましたが、これを機に、より日常的に花に触れていきたいなと思いました。

 みなさんもご自身や、ご家族の誕生花を調べてみてはいかがでしょうか。

(学部3年:岡田)

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2021年2月18日木曜日

格違いの花

ポット苗担当の仲井です。

気候がだんだんと春めいてきましたね。
ハウス内は、冬の間に眠っていた宿根草たちが一気に動き出していて、
とっても賑やかです。

春を告げるハウス内、ひときわ目立ってかわいい子が・・・
アネモネが咲きましたー!
側を通るたびに「かわいいねぇ」と話しかけてしまいます。
一般的なアネモネと違い、このアネモネ、八重なのです。
夕方に、花を閉じた姿も、最高にかわいい・・・

このアネモネ・・
土下座しながら申し上げますと・・
手違いで、お値段の高い種子を購入してしまったものです・・(ごめんなさい)。
でも、さすが、お値段高いだけある、花が特別かわいいだけでなく、
株の揃い・開花の揃いも抜群にいいです。

売店では、少し高めの金額設定にしていますが、
出すとすぐ売れてしまいます。その様子を見ていると、
たまにはこういう格違いの花も、一点投入すべきだな、と感じます。
ポット苗は売り単価が安いので、
種子代がお安い一般的な品種ばかりへ走りがちですが・・。

残念ながら今季のアネモネは今週で早々に終了してしまいました。
種子はまだ残っているので、来春はもっとたくさん作ろうと思います。
仲井

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2021年2月16日火曜日

交配とタネ播き

 昨夏、トルコギキョウを温室内で栽培し、今後の研究用として、交配と採種を行っていました。トルコギキョウは比較的、交配・採種が簡単な植物です。
 綺麗な花弁をまとめると、下の写真のように雌しべと雄しべが姿を現わします。ちなみに、トルコギキョウは雄性先熟ですが、品種や個体によって、その程度は異なるようです。


採種直前の様子

 想いのほか、交配から結実までの期間が長い印象を受けました。片手間での作業でしたので、栽培管理や温室の環境等に、影響を受けたのかも知れません。


 先日、ふと思いだし、育苗トレーに播種を行いました。低温要求性を考慮し、1ヶ月程度低温処理を行った後、発芽室に移動させる予定です。

播種後の様子

低温処理の様子

 春に芽が出れば、また栽培を行い、交配試験に用います。今から楽しみです。



黒沼



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2021年2月15日月曜日

播種から10カ月で開花 ~スパラキシス~

春になると農耕民族の血が騒ぐのか、種子を播きたくなります。 昨年の5月に種子庫内の整理を兼ねて、長期間、苗生産施設内で保管されていた薬用植物や花卉の野生種などの種子を大量に播種しました。

その結果、秋にはユウガオの残骸が大量に出来てしまったり、スズメの猛攻撃に遭って、まったく種子が採れなかった観賞用のアワがあったりと、播種したは良いけど、その後は(?)というものもありました。

その中に十数種のスパラキシスの種子も含まれていました。これらの種子は、記録を見ると2011年に海外から購入したもので、なんと10年前の種子! スパラキシス(Sparaxis) は、南アフリカに原生するアヤメ科の球根植物です。園芸的には、赤色、橙色、桃色、黄色、白色など、鮮やかな花色の豊富な S. tricolorが知られています。以前には、園芸別科生の研究材料として、様々な花色のS. tricolorを栽培していました。



S. tricolor

 

そんなこともあって、S. tricolor 以外にもいろいろなスパラキシスの野生種を集めていたので、種子庫内に播種されずに残っていたのでしょう。

播種は、4号の輪鉢に鹿沼土の細粒を充填し、遮光資材をかけたハウス内で管理を続けたところ、8種ほどがすぐに発芽してきました。 10年も前の種子だったのですが! その後も地上部が枯れることなく生長を続け、先月下旬から咲き始めました。播種してからまだ10カ月ほどです。 開花したのは、以下の3種です。

S. maculosa


S. grandiflora subsp. acutiloba


S. villosa


結局、8種が発芽し、昨年秋になってさらに2種が発芽してきました。直径12mmほどのやや大きめの種子とは言え、その生命力には驚かせられます。今後の開花が楽しみです。

スパラキシスは花期が短く、チューリップやスイセンのような耐寒性が無いため、冬越しが難しく、また、カンナのように夏の高温多湿の環境を好まないため、日本ではあまり普及していない植物です。しかし、生育がとても早く、上手く育てると播種から開花までの期間は、球根植物としてはとても短く、さらに、小さな明るい色の花がたくさん集まって咲く姿は、春らしい明るい気分にしてくれます。小さな鉢植えや花壇のアクセントとして寄せ植えにするなど、もう少し使われても良い花ではないでしょうか。

 

(渡辺 均)







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2021年2月12日金曜日

エピデンドラムの開花

こんにちは。学部3年の水谷です。

 

風が強い日や暖かくなる日が続いて、春が近づいているのを感じるこの頃です。

 

研究室の学生の部屋で4年生の先輩が育てていたエピデンドラムが開花しました。

エピデンドラム(Epidendrum)は中南米が原産のラン科植物で、交配によって多くの園芸品種があるそうです。


 

一昨年研究室に所属してすぐの時に渡辺先生からもらったものだそうで、年を跨いでようやくの開花です。


上の写真は1年ほど前の写真です。

どれだけ成長したかがよく分かります。

 

4年生の先輩方はいよいよ卒論発表会を迎えます。一年半の成果をようやく発表することになります。先輩方に少しでも近づけるように我々在校生も頑張っていきたいと思います。

 

(学部3年 水谷)



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2021年2月10日水曜日

納品2か月半後の花壇

ポット苗担当の仲井です。

先週、家庭の用事で仕事のお休みをいただいた際に、
2時間ほどぽっかりと時間が空いたので、
11月中旬に花苗を納品した現場を見に行ってきました。
(お休みなのに、まじめです)

この現場は、秋冬に作った十数品種を、
少量ずつですがほぼ網羅していただいた現場だったので、
機会があれば見に行きたいなぁとずっと思っていました。

とっても綺麗に植え付け・管理をしていただいていて、感激しました!
(許可をいただいて掲載をしております)

比較的暖かいのか、花もたくさん上がっていて、
柏の葉の戸外では枯れてしまったジプソフィラも
ボリュームたっぷりに咲いていました。

こちらは、花苗の納品は緑化管理の会社にさせていただいたのですが、
普段の管理はマンションの管理組合様がされているとのこと。
こういった花壇は、造園屋さんが来ない間に
無残な姿になってしまう花壇も多いのですが、
こちらは管理組合の皆様の植え込みに対する意識が高いそうで、
素晴らしいことです!

このような花壇がもっと増えてほしいですね~!
花苗の作り甲斐があります!!

しかしながら・・
花壇の位置で少し残念な箇所もあり・・
こちらは、パンジーの花が花壇を見る人に背中を向けてしまいました。
花は日の当たる方を向く習性があるので、
花壇の位置を南向きにできればよいのですが、
そうもいかない場合もありますよね・・。

こちらはキンギョソウ。
キンギョソウは太陽が大好きなので、木の真下で日光不足と考えられます。
木の下は植物が育ちにくく、空間があいてしまうので、
何か植えたくなってしまいますが・・、こちらも、なかなか難しいですね。


現場を見ることは、品種のご提案をする際にとても参考になります。
また、折を見て、いろいろな現場を見に行ってみたいと思います。
仲井

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2021年2月9日火曜日

オタネニンジンの苗づくり

 今日はオタネニンジン苗の様子をご紹介します。まずは、2020年の12月12日に播種したニンジンについて。


 早期発芽(年内発芽)+促成栽培で苗作りをしています。早期発芽のためか、やはり発芽率と発芽勢が低い印象です。植物ホルモンの濃度等を変えれば、多少は改善するのでしょうか?今後の要改善点です。

 次にご紹介するのが、今年の春出荷用の促成栽培苗です。以下の写真のように、定植後の芽出しが良くなるように、低温庫で休眠してもらっています。


 近づいてみると


 葉が黄化していますね。順調に休眠芽が大きくなっているといいのですが・・・

 よりよい苗作りのために、試行錯誤は続きます!



黒沼



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2021年2月8日月曜日

発根する挿し芽、発根しない挿し木 ~農場実習Ⅱ~

先週で令和2年度の講義や実習もほぼ終了しました。今年度は、大学の講義の様式が対面からオンラインへと大きく変わった一年にもなりました。

 

一方で農場実習はと言いますと、一部の大学ではオンラインで行なったところもあったようですが、私たちは対面で昨年の8月~9月に集中で実施して遅れを挽回し、10月からは週1回の通常モードで対応しました。

 

花卉・苗生産の実習では、様々なメニューを用意して実習を行ないましたが、当然ではありますが、その目的は技術の習得、つまり自分で栽培ができるようになることです。

その内容は、鎌の使い方や研ぎ方、スコップやハサミの使い方などの用具の基本的な使い方から始まり、種子繁殖や栄養繁殖の方法、ポット苗やシクラメンなどの栽培管理や出荷調整など多岐にわたります。

 

その中でも繁殖方法については、挿し芽、挿し木、分球などを行ないましたが、なぜ、そのように行なうのか、その理由も説明して実習を行なってきました。 


ペチュニア さくらさくらの挿し芽

なぜ天芽(先端部)を使うのか?

 

ベンジャミンゴム(斑入り品種)の挿し木

なぜ細い先端部を使わないのか?

 

細かな説明やポイントを解説した後に、実際に作業を行ない、さらにその途中で手元を見ながら指摘もしますが、それでも数週間後に、その結果をご自分で確認すれば、良く揃った苗に仕上がるのもあれば、逆にそうでないものもあり、結果は一目瞭然です。

 

「今日の実習は、ただ挿しても揃いの良いものはできません。」

「この挿し穂を挿しても発根しないですよ。」

 

とは言いますが、その説明されたポイントがどこなのかを自分自身がきちんと理解していないと、そのとおりの結果になってしまいます。

 

何となく出席して、決められた時間内にみんなで作業をしていれば、実習を行なった気分になるような雰囲気もありますが、技術のポイントを理解し、成果や結果を目に見える形にすることで、実習の意義がより明確になるのではないかと思っています。一方で、こうすることによって、評価もしやすくなるという一面もあります。

 

今年度は、大学の講義の様式が大きく変わった一年でしたが、対面で実習を行うことの大切さとリスクを考えると、より一層の実習内容の充実に向けた見直しも必要ではないかと思いました。

 

(渡辺 均)

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