今年は、花卉・苗生産部で栽培したシクラメンを12月4（土）と12月18日（土）の2回に分けて販売することにしました。
開花の早い早生（わせ）品種と、開花の比較的遅い晩生（おくて）品種を分けて販売する試みです。販売する品種が若干異なりますので、ぜひ、２回お越し下さい。
今年も春先が異常に暖かかったり、長雨が続いたり、猛暑かと思えば、急に涼しくなったりと、シクラメン栽培にとっては、過酷で大変な一年でした。そのような中でも、技術職員の長嶋さんを中心に献身的な管理により、現在のハウス内のシクラメンは、‘その日’に備えて順調に育っています。ハウス内の様子は・・・。
ほぼ満開のシクラメン
ピンク色や赤色のシクラメン
ご要望が多いため、今年は昨年よりピンクや赤の定番の花色を多く育てています。最終的にお客様が家で飾り、長期間楽しんで頂きたいので、育てにくい珍しい花色の品種や花上りのあまり良くない品種は、栽培していません。珍しい品種をお求めの方は、他の花店でお買い求め下さい。
6号鉢の半分以上がシクラメンの葉で覆われ、白色の鉢が少ししか見えないほどのボリュームです。先に始まった学内販売による宅配では、株が大きすぎて箱が窮屈になってしまいました。
ボリュームがあり過ぎて、窮屈になってしまいました
12月4日と18日は、6号鉢で1鉢2500円（送料・箱代別）で販売しますので、このボリュームと花上りでしたらお買い得ですね。
今年も新型コロナウイルス感染対策として、整理券を配布し、センターの駐車場での販売を予定しています。あとは雨が降らないことを祈るだけですが、ここ最近の2年は雨が続いています。花卉・苗生産部に雨男がいるようですね（笑）。その他に、屠蘇散やオタネニンジン粉末、サフラン、トウキ葉なども販売する予定です。
（渡辺 均）
こんにちは。学部3年の松田です。
先日、新宿中央公園のインターンシップを無事に終えました。新宿中央公園には芝生広場があり、自身の「シバ類の耐陰性の評価」の研究に繋がる気づきを新たに得ることができたので、今回はその一部をご紹介します。
新宿中央公園は、新宿駅西口から徒歩10分程、都庁や東京モード学園等高層ビルの先に位置しています。公園の反対側は静かな住宅地になっています。
そのため、オフィス勤務者や住民、観光客と、利用者がとてつもなく多いです。平日の昼間でもひっきりなしに人が流れています。
ゆえに、広場の芝生は踏圧・擦り切れの影響を受けていてかなり傷んでいました。
特に樹木や建物の陰になっている部分のダメージが大きいです。もちろん日射量が少ないことも原因の一つですが、夏の暑い日は涼しい日陰を求めて人が集まりやすくなるので、他に比べ踏圧も受けやすいのです！これは新たな発見でした。
先日のゼミ発表で、学生から「本当に緑化現場で日射量不足による生育不良の問題が起きているのか」と質問を受けました。以前の私であれば自信を持ってYESと答えられなかったと思います。
当研究室の研究では、実際に起きている問題の解決を目的としたテーマを多く扱っています。そういった研究において、現場に出向き、現場の声を聞く機会を設けることが重要であることを改めて体感しました。
(学部3年：松田)
2021年11月24日（水）～26日（金）に東京ビックサイトで開催されるアグロイノベーション2021に出展することになりました。千葉大学が出展するブースの一角をお借りして、ポスター展示のほか、薬用植物、健康機能性植物の苗や生産物（生薬原料）なども展示する予定です。イベントの詳細は、下記をご参照下さい。
最近は、薬用作物栽培のブームも下火になったようで、本当に地域の農業や健康などに問題意識をお持ちの方が取り組まれているようです。ご相談に来られる方とは、農業への取り組み方、課題などをじっくり伺いながら、適地適作で永続的に栽培できる品目をご提案させて頂いております。産地や顔の見える生産者が栽培した生薬や健康機能性食品を患者さんや消費者までお届けできればと思っています。
私は、開催される3日間のうち、2日間は千葉大ブースに立ちたいと思っています。お時間がございましたら、ぜひ、お気軽にお立ち寄り下さい。
（渡辺 均）
初めまして。学部3年の三好です。この研究室に配属になって1ヶ月ほど経ちました。毎日が学びの連続で、忙しくも充実した日々を送っています。
今回は個人的なお話になりますが、先日出かけた先で見つけた植物について紹介したいと思います。
その日は天気が良く絶好の散歩日和だったので、青山周辺を散策しました。
中でも青山北町児童遊園はお気に入りの散歩スポットです。再開発ビルに隣接する敷地内は非常に緑豊かで、多くの人々の憩いの場となっています。
小川のせせらぎは穏やかで、心地よい昼下がり。
遊歩道を歩いていると、ひときわ鮮やかな一角が目に留まりました。
そこには、ツワブキの花が咲いていました。
あまり花が見られないこの時期、ツワブキの黄色は遠くからでも目を引きます。
可愛らしい見た目ですが、日陰でも茂り、何年もの間枯れずに生き延びる多年草だそうです。
どうだ！と言わんばかりに逞しく枝葉を伸ばすその姿に、思わず口元が緩みました。
来年もまた、同じ場所で会えるといいな。
明年も 色残さなむ 石蕗の花
※石蕗（つわ）の花…冬の季語
(学部3年:三好芽生)
