先週に引き続き、実験の話題を。現在、HPLC(高速液体クロマトグラフィー)を用いたジベレリン(植物ホルモン)分析にチャレンジしています。植物ホルモンの多くはGC/MS(ガスマス)という非常に高価な機械で分析することが一般的ですが、一部の植物ホルモンは、HPLCでも分析することが可能です。
ジベレリンを添加する実験を開始したため、可能であれば、植物体中のジベレリン量を定量したいという想いから、実験を開始しました。
日本語の書籍や論文等に、分析方法が記載されていればいいのですが、そうした成分ばかりではありませんので、英語の論文等を参考にしながら、試行錯誤の日々です。
下の写真は、ジベレリンA3という標準品を分析した結果です。やっとのおもいで、比較的綺麗なピークを得ることが出来ました。(山になっている部分が、ジベレリンA3という物質を感知した証です)
ちなみに、まだ安定的にデータを得るまでには至っていませんし、植物体から該当する成分が抽出できるかは、今後の努力次第!新しい成分を分析するということは、本当に大変です・・・
さらにジベレリンには、100以上の種類があり、それらが可逆的に変化しながら、植物体に存在・移動しています・・・
結果を出すためには、結果を出すための入念な下準備と戦略が必要です。ジベレリンA3だけでも、どこにどの程度存在しているか、明らかに出来ればと思っています。
黒沼
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