2022年10月31日月曜日

赤いキクイモ

これまで何回かご紹介している交配したキクイモのその後についてのご報告です。

 

これまでの研究で、塊茎(イモ)の表面が赤い品種の方が、表面が白色の品種に比べてイヌリン含量が5% ほど高いことを明らかにしました。そこで、よりイヌリンの含量の高い赤色の系統を育種親とし、また、収獲時の作業性や洗浄などを考慮して、サトイモに近い形状の系統を使って赤味がより強く、形状の良い品種を作ることを目的に2020年に交配を行ないました。

 

遡ること2020年の9月に脚立に登り開花したキクイモの交配を行ない・・・・・。

http://naeseisan2.blogspot.com/2020/09/blog-post_28.html

 

採種できた8粒から翌年5株が発芽し・・・・・。

http://naeseisan2.blogspot.com/2021/09/blog-post_13.html

 

さらに今年の春に数株が発芽し・・・・・。

http://naeseisan2.blogspot.com/2022/04/blog-post_11.html

 

今年で3年目です。この春までに正逆交配したキクイモの種子から計8株を得ることができました。その中から生育の旺盛な5株残しました。最近は日が短くなり、外気温も下がってきたため、そのキクイモの株元にも塊茎を着け始めました。

 

 

上の画像のどちらの株も赤く着色しています。また、僅かな違いですが、下の画像の株の方が赤味がより強いように見えます。これは期待できそうですね~!

 

今年も一部、仮植えをしましたが、来年はいよいよ本格的に畑に植え付けて、形状や収量、イヌリンの含量などの評価を行なう予定です 。期待する品種が生まれるのか? 来年秋の結果が今から楽しみです。

 

(渡辺 均)

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2022年10月26日水曜日

終了【告知】“センター祭 2022” 11/3(文化の日) 開催決定‼

なんと今年! 3年ぶりに!! 千葉大学柏の葉キャンパス‼‼
センター祭が帰ってきました‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼
ここ2年間は名称を変更したりして、細々と開催しておりました。今年度はコロナウイルスによる行動制限も緩和されため、センター祭として開催いたします。

花卉苗生産で生産したパンジー・ビオラをはじめ、様々花苗や鉢物、観葉植物・多肉植物(珍種もあるかも)や、当センター生産した野菜・果物などの農産物の即売会です。
またイベントとして、花のブースでは球根とポット苗の寄せ植え体験を先着30組 行います。

毎日ポット苗を眺めて”大きくなーれ、花を咲かせろ―”と心の中で呪文を唱えております。

さてそんなセンター祭 2022の開催日時は
11月3日(祝・木曜日)10:00~14:00
なんと来週です!!


皆様のご来場をお待ちしております。

(新澤)
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2022年10月25日火曜日

メラレウカとスモークツリー

 先日、メラレウカとスモークツリーの苗を購入しました。図鑑作成用に、植物の苗をあれこれ探しておりまして、気が付くと、全く関係のないメラレウカとスモークツリーの苗をポチリ…笑


 メラレウカ(写真中央の高性の苗)はフトモモ科の常緑樹で、カリステモンと同様に垣根の新素材として、ネットショップで販売しておりました。カリステモンと同じような性質ということであれば、栽培も容易であろうと、いつの間にかポチリ…
 スモークツリー(写真左下の苗)は、落葉樹で、春に綿菓子のような花を咲かせます。納品された苗はまだまだ小さいですが、大きな綿菓子を自分でつくってみたいなーとポチリ…
 右下の苗がヒメカンスゲで、図鑑用に写真を撮影するために購入した植物です。5分の4が単なる興味での購入。ブログのネタになれば…
花が咲いたら、またご紹介します!


黒沼



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2022年10月24日月曜日

ひたすら花を摘む ~ パンジーの摘花・摘蕾 ~

新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、ここ数年、郊外農場での実習を行うことができません。群馬県沼田市にある郊外農場での宿泊実習が園芸学科一年生のカリキュラムに含まれているのですが・・・・・。宿泊実習は、ただ農場実習を行うだけではなく、学生同士や学生と教員との距離を縮めるとても良い機会なのですが。

 

その代替措置として、今年も先週末に2日間、柏の葉キャンパスで蔬菜と花卉の実習が行われました。今回の実習は、来月出荷予定のパンジーの摘花・摘蕾と栄養繁殖の方法を理解するため、タマリュウの株分けを行ないました。

 

摘花・摘蕾の実習では、来月の出荷までに株を充実させるため、余計な花や種子を着けさせないために行なうことを説明し、花柄(かへい)の基部から素早く折り取る方法を見せた後、露地圃場へ移動してさっそく作業開始! その数、およそ25,000ポット分!

1ポットに花や蕾が3つくらい着いていると仮定すると、135人の学生さんで一人何ポット処理をして、何花摘まないといけないのか? 何分でいくつ摘むと何時間で終了することになるのか・・・・・?このようなことも考えて貰いながら、2時間30分で3ベンチ分、およそ25,000ポット分が終わりました。2日間で計5時間、およそ50,000ポット分の摘花・摘蕾が終わりました。

少量の植物を短い時間にただ触れるような体験実習ではなく、ある程度まとまった量を時間をかけて行うことで、反復によって作業の要領を理解し、作業効率を考えた実習にもなるのではないかと思っています。

 

(渡辺 均)

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2022年10月22日土曜日

トウキの種子選別


 こんにちは。修士1年の三宅です。

今回は、先日の実習で行ったトウキの種子選別について紹介します。

 トウキとは、セリ科の多年草で根を生薬として用います。トウキにはセロリのような独特な香りがあり、一度その香りを嗅ぐとかなり印象に残ります。

 種子選別とは、種子を形状や重さ別に分けることを指します。

主な目的は、種子の品質を均一にすることで発芽を揃え、生育の差をできるだけ少なくするためです。具体的な方法として、比重選や風選があります。

今回の実習で行ったのは、風選です。

 まず、種子を回収しやすくするためにブルーシートを広げます。

つぎに、できるだけ高い位置から種子を落とすために扇風機の台を作ります。

そして、扇風機のスイッチを入れ、まんべんなく種子に風が当たるように落としていきます。

 

 風の力は偉大で、種子を大きさ別に見事振り分けてくれました。

 以下の写真が扇風機からの距離別の種子です。

 大きい種子や重い種子ほど手前に、軽い種子や夾雑物はより遠くに飛んでいきました。

風選では、分母の大きい種子を選択し、播種します。

 こうして、種子のサイズを均一化することで発芽率や発芽勢にばらつきのある薬用植物の生育をできるだけ揃え、個体差による影響を抑えることが期待できます。


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2022年10月20日木曜日

立つ鳥跡を濁さず。

使った物は元の場所へ戻す。

汚れたら洗う。

使いやすいように整理整頓をする。

当たり前のことを当たり前のようにする。

簡単なようで、難しい時もあるようで、でもやらなければならないですね。

ちょっとの作業がめんどくさい。

そんな時だってあります。完璧な人間はいないですから。
でも、こんなところ子供に見せられないな・・・・
今やっておけば後で作業がスムーズにいくんだよな・・・


「めんどくさい」 と思うのもちょっとのさじ加減。
「よし、やるぞ」 の気持ちにもっていくのもちょっとのさじ加減。

ちょっと目先を変えていこうと思います。


大島
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2022年10月18日火曜日

注射器とフィルター

 いつの間にか10月も後半に入りました。肌寒い日も増え、体調管理には気を付けたいところです。
 先日、学生さんの実験メソッドを立てるため、HPLC(高速液体クロマトグラフィー)を動かしておりました。学生の実験メソッドを構築することが、教員の仕事かどうかはさておき、機械も久しぶりの稼働にびっくりしている様子です。


 分析する液体は、必ずフィルターを通します。注射器の上についている円盤のような形のものが、それです。このフィルター1つとっても、様々な性質・種類があり、正確な分析を行うことや、分析機器を傷めないためにも、適切なフィルターを選択する必要があります。
 さらに、ろ過するために使用する注射器も取り扱いには、十分注意しなくてはなりません。医療用で使用せずとも、当センターの廃棄物処理のルールでは、感染性廃棄物として、処理する決まりになっています。注射器の針だけでなく、プラスチックの筒の部分も同じく、感染性廃棄物として、処理します。

 実験者自身の安全も十分に考慮が必要ですが、周囲の人や、ゴミを処理してくださる方々の安全にも配慮することが、非常に重要です。



黒沼


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2022年10月17日月曜日

サフランの球根を並べる

今年もこのシーズンがやってきました。春に掘り上げて乾燥させていたサフランの球根をトレイに並べ、11月に花を咲かせ雌ずいを摘み取るための準備作業です。

 

昨年同様、今年もそろそろ並べないといけないな~と思いながら、ついつい先延ばしをしていたら、白い芽が伸び始めていました。急いで並べないと芽が傷んでしまいます。

 

芽が伸び始めたサフランの球根

 

サフランの雌ずいは、非常に高価で料理(サフランライスやパエリアなど)の色付けや香りづけ、サフラン茶としても利用されています。生薬としては、血流を促したり、抗うつ作用があったり、最近では認知症にも効果があることが報告されています。

 

休日に応援を頼み、2人がかりで朝9時から16時過ぎまで、余分な皮を剥き、側芽を摘み取りながらひたすら並べました。その数約4000球!? 昨年の4倍の数です!

 

整列終了!

 

暗い室内で管理し、11月中旬に花が咲くのを待ちます。採花、調整、乾燥させた後、12月中にはセンター内の直売所(緑楽来・みらくる)で新物を販売する予定です。

 

球根を並べるのも一日がかりでしたが、花を摘み取り、雌ずいを切り取って乾燥させる作業はもっと時間がかかります。今年は去年の4倍の量ですからね~。

 

 

(渡辺 均)


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2022年10月14日金曜日

最後の実験?

こんにちは。修士2年の舩木です。

先日、学生で最後となるかもしれない実験が、無事、終了致しました!!!!

 

「かもしれない」というのは、手法が間違っている可能性はある、やり直しの可能性が0ではない、ということです。

 

何しろ当研究室で扱うのは初めての実験なので、、、正解がわかりません(笑)。

 

この値で合っている、と断言できないところが少々残念ですが、今後はそのデータをもとに数字とにらめっこしていきます。


万が一測定に誤りがあれば再チャレンジとなりますが、

ひとまず時間に余裕をもって実験を終えることがきたので一安心。

ノウハウをしっかりと残していきたいです。

 

そしてそろそろ、修士論文の執筆を始めていこうかと思います。最後の難関ですね。

修了にむけてのカウントダウンが、始まった~!!

 

(修士2年 舩木)

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2022年10月11日火曜日

写真がない

 今回も来春発行予定のフラワータウンスケ―ピングの話題をご紹介します。現在、完成した原稿から、順次入稿が開始されています。その作業も、今週で一山越えたい!と希望的観測を続ける日々です。
 なんとこの図鑑には、300品目もの植物が画像付きで掲載予定です!種レベルであれば、600程度は掲載される見込みです。そして、手持ちの写真がない!なんて品目は、苗を購入して、パシャリ!下の写真は、宿根ヒマワリのロドンゴールドとルリマツリモドキです。こういうときも、生産者様には頭が下がります。



 苗を購入して、花がついていない品目は、現在、苗テラスで養生中です!それでも、画像が足りない品目はあと10程度。色々な方々の力をお借りして、より良い図鑑になるように、努力は続きます!




黒沼

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2022年10月10日月曜日

ツクネイモのウイルスフリー化

挿し木や株分け、分球など、栄養繁殖される植物は、長年栽培しているとウイルスの感染リスクが非常に高くなってしまいます。ウイルスに感染すると、生育が衰えて枯れてしまったり、生存していても収量が少なくなったりしてしまいます。ジャガイモの種イモが毎年売られているのもそのためですね。

 

8年ほど前、江戸時代からツクネイモを栽培している産地を訪ねる機会がありました。たまたま別の用事でそこに行っていたのですが、そこでお昼に食べたとろろご飯があまりにも美味しかったので・・・・・。畑を案内して頂くことにしました。


一見すると下の画像のように収穫間近で順調に生育しているように見えましたが、良く見ると葉にウイルス症状が確認されました。それも、畑にあるほぼすべてのツクネイモが感染しているようにも見えました。また、高齢化が進み、後継者もほとんどいない状況のようでした。

 

そこで葉のサンプルを頂いて、ウイルス検査を行なったところ、やはりヤマノイモモザイクウイルス(JYMV)に感染していることが確認されました。ナガイモの産地では、ウイルスに感染していないウイルスフリーの種イモを配布し、それを使って生産しているところがほとんどですが、この産地では数百年にわたって生産者が自家増殖を続けてきたようです。

翌春に、このツクネイモからウイルスを取り除くウイルスフリー化を種苗メーカーに依頼しました。1年ほどかかりましたが、その苗が届き検査の結果、晴れてウイルスは取り除かれていました! 

 

今後、この苗を親株として大量に増やし、種イモの増産を行なう予定です。数年後にこの産地で、これまでよりも収量と品質の高いツクネイモが安定的に収穫できるようになり、若手後継者も育って欲しいと願っています。この地で美味しいとろろご飯が食べ続けられるように・・・。

 

 (渡辺 均)

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2022年10月7日金曜日

アネモネいろいろ

突然ですが、キンポウゲ科の花って可愛くないですか?可愛いですよね。

最近気がついたのですが、私はキンポウゲ科の花がツボみたいです。

キンポウゲ科にどんな植物が分類されているかというと、ラナンキュラス、オダマキ、フクジュソウ、クロタネソウ(ニゲラ)などなど、、、。

今回のブログのタイトルにもあるアネモネもその一つです。

 

上の写真は一般的にアネモネを指すAnemone coronaria です。

 

同じアネモネ属に分類される植物として、シュウメイギクがあります。

シュウメイギクは‘キク’という文字が入っていますがキク科ではなく、キンポウゲ科の植物です。

学名はAnemone hupehensis です。

ただし、写真から見て取れるように草姿は大分異なり、性質にも違いがあるそうです。

同じ属の植物の中でも多様なのですね。

 

ところで、先日とある水族館に行ったのですが、そこにあったイソギンチャクが印象的だったのでご紹介します。

こちらです。

隣に書かれていた説明文によると、これは「ストロベリーアネモネ」と呼ばれているそうです。

アネモネ?

調べてみると英語でイソギンチャク全般をsea anemone と呼ぶそうです。(学名ではなく呼称です)

水にゆらゆら揺れる触手を花弁に見たてたのでしょうか。

それにしても、アネモネよりも似ている花はありそうですが、なぜアネモネが選ばれたんだろう?

この命名者もアネモネが可愛いと思ったのかなー、などと思いました。

もちろん、イソギンチャクは動物ですので、分類学上は全く関係ありません。

全く違うものに対して共通の名前がつけられているというのは興味深いですよね。

今後もそんなものがないか、アンテナを張って探してみようと思います。

 

(学部4年:小坂井)

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2022年10月5日水曜日

親株づくり

10月に入り日中も涼しい日があり過ごしやすい日になりましたね。

さて先日、ペチュニア さくらさくらシリーズのポット増しを行いました。
このペチュニアは12月~4月に大学で挿し芽を行うための大切な親株です。



3号ポットで栽培していた親株を5号ポットに移植して、
各ベンチに200ポットずつ並べていきます。

あと2回ピンチをして、芽数を増やしていきます。

(新澤)
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2022年10月4日火曜日

遺伝子発現量の調査

 先日、トルコギキョウの葉と根で、対象の遺伝子がどの程度発現しているのか?を調査するための前準備を行いました。ここからいくつも工程を踏む必要がありますが、新しいチェレンジが出来ていることを前向きに捉えています。


 当研究室では、栽培・生産に軸足を置いていますが、その延長線上の方法論として、遺伝子の調査があります。このタイミングで、ラボとしてノウハウを確立し、ツールを増やしていければと思っています。


黒沼


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2022年10月3日月曜日

オタネニンジンの掘り上げを見学

10月に入り大学の長い(短い?)夏休みが終わりました。今日から授業が始まりました。

 

さて、先月下旬のことですが、学生さんと一緒に福島県会津若松市内でオタネニンジンを栽培している生産者様を訪問し、その収穫作業を見学させて頂きました。当研究室で開発した早期育苗技術(一年間で2年生根を生産する技術)で作った苗を圃場に植えて頂いています。

 

収穫作業は早朝の数時間だけということで、まだ外は真っ暗な午前430分に宿を出て、圃場を訪ねました。あらかじめ、遮光ネットやパイプを撤去し、地上部を刈り取った状態の圃場の中に、まるで漁火のようにトラクターがライトを点けてゆっくりと動いていました。

収穫作業はジャガイモの掘り取り機を改良したものをトラクターの後ろに取り付け、ゆっくりと掘り進めると白色のオタネニンジンが地上に出てきます。今回は、種子を播いてから5年目の5年根の掘り上げでした。


掘り上げた根は、手作業で拾い集めカゴに入れ軽トラックへ。太陽が高く昇って来る前に根を乾かさないよう素早く収穫作業を終えなければなりません。

今年のオタネニンジンの出来は、春先の低温や猛暑や長雨が続いた割には、まずまずの出来だったようです。高温や多湿、ちょっとした環境の変化に弱いオタネニンジンですが、栽培技術でカバーできたようです。


オタネニンジンは、畑の準備を含めると収穫までに7年~8年を要します。栽培期間が長ければ長いほど、その間の環境の変化や病害虫などによって収量に影響が出てしまいます。最後の年に掘ってみなければ全体の収量がわからないという、ある意味賭けのよう作物でもあります。

 

また、収穫までに長い年月がかかるため、新規就農者もほとんどおらず、生産者も高齢化によって減少して続けています。その流れを変えるためには、いかにして早期に現金収入を得ることができるかが、今後の栽培者をふやすためのポイントになると考えています。そのため、当研究室では、早期育苗技術の開発(1年で2年生根を生産する)とその普及、2年生根の健康野菜(食材化)としての商品化と普及などに取り組んでいます。オタネニンジンを長く栽培して下さる方を求めています。

 

 (渡辺 均)

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