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今年も残り3日となりました。1年が経つのは本当に早いですね。
さて、今年最後の作業は、今まで手が付けられていなかった薬用植物園の冬支度を行ないました。エンゼルトランペットを地際で切り戻し、自動灌水装置を取り外し、水生植物が植えられている池の掃除を行ないました。
都心では冬でもエンゼルトランペットの地上部は残っていますが、柏の葉では下の画像のように寒さで枯れ込んできます。そのまま放置すると地下部も枯死してしまいますので、毎年地際で切り取り、株元に落ち葉や藁を敷き、その上からビニールを被せて養生しています。
地上部が枯れ始めたエンゼルトランペット
地際で切り戻し
敷き藁(その上からビニールを被せて作業完了)
センターでは、冬季の最低気温が-10℃になることもあり、水道管が破裂することも・・・。そのため、自動灌水装置をそのままにしておくと装置内に残った水が凍結して壊れてしまいますので、毎年取り外しています。
自動灌水装置を取りはずしホースを養生
池の掃除は、池に溜まった枯れ葉やウキクサを取り除き、伸び過ぎたガマやショウブの地下茎をかき集め、増えすぎたクワイの球茎(イモ)も回収しました。
回収されたクワイの球茎
まだまだやり残したことはありますが、今年の作業はこれで終了です!
本年も花卉・苗生産ブログをご覧いただきまして有難うございました。皆様、良い年をお迎え下さい。
(渡辺 均)
福井県内の山中で採種したオオヨモギのタネを播きました。産地や形態が明らかな典型的なオオヨモギの種子を入手することはできませんので、今年の夏に山に入り、優良な系統が自生している場所を特定しておきました。その群落を先月下旬に再訪して果実を集めました。
種子の精製を行なった後、育苗箱に播種用土を充填して散播(ばらまき)し、バーミキュライトの細粒で薄く覆土し、20℃の発芽室内に置いたところ、5日ほどで出芽してきました。
出芽の始まったオオヨモギ
子葉の展開
来春までに2,000~3,000本の苗を作り、福井県内の圃場に定植する予定です。これまでヨモギは、春に山に入って集められていましたが、高齢化による採集者の減少、山野の荒廃による群落の減少、オオヨモギ以外の異種の増加、熊の増加などにより、系統の明らかなオオヨモギの栽培化が進められています。来年の秋にはオオヨモギ畑ができることを夢見て、増殖を進めて行きます。
(渡辺 均)
12月13日(土)に柏の葉キャンパス内でシクラメン祭(シクラメンの即売会)を開催しました。昨年はお休みましたので、2年ぶりの開催となりました。当日はかなり冷え込む中でも多くのお客様にお越し頂きました。この場を借りて御礼申し上げます。
開店前
販売開始!
シクラメン(6号鉢)
シクラメン祭は、お客様との交流の場でもあり、シクラメンの栽培に関して多くのご質問も頂きました。また、一昨年購入されたシクラメンが元気に育っているとのお話を伺ったり、4月まで咲き続けたというお話を伺うとこちらも嬉しくなります。
当日、お買い求め頂けなかった方は、直売所「緑楽来(みらくる)」でも本日から販売を行ないます。また、宅配での発送も行っていますので、下記までお問い合わせ下さい。
千葉大学環境健康フィールド科学センター 花卉・苗生産部
電話: 04-7137-8080
e-mail: fc-naeseisan@office.chiba-u.jp
(渡辺 均)
12月に入りかなり冷え込んできました。学内でもインフルエンザが流行っているようです。
さて、ハウス内ではイナゴマメ(Ceratonia siliqua L.)の花が咲き始めました。イナゴマメは、地中海地方原産のマメ科の常緑高木で、別名キャロブ(Carob)と言い、莢はチョコレートのような香りがあり、乾燥して粉末にしたものは「キャロブパウダー」と呼ばれています。甘味料や健康食品などとして古くから利用されてきました。
7年前に種子を播き、ほぼ無加温(5℃加温)のハウス内で育ててきましたが、この植物は雌雄異株のようで、4年前から雄花(雄株)が咲き始め、今年初めて雌花(雌株)が咲きました。
イナゴマメに関する2021年3月6日のブログ
https://naeseisan2.blogspot.com/2021/03/blog-post_8.html
イナゴマメの雄花(雄株)
イナゴマメの雌花(雌株)
上の画像のように幹から直接花を着け、雄花にも雌花にも花弁がありません。花を確認してからなかなか開葯するまでに時間を要しましたが、花粉を確認したタイミングで、さっそく、ピンセットを使って授粉をしてみました。温暖な地中海地方の冬と違い、寒いこの時期に開花するため、うまく結実するかわかりませんが、今後の生長を楽しみにしています。
(渡辺 均)
先週は群馬県で栽培をお願いしていたトウキの集荷に行ってきました。このトウキは、当研究室で開発された一年栽培法によるもので、3月にセルトレイに播種し、4月に定植されたものです。あらかじめ10日前に堀上げ、地上部を切り取って圃場で乾かしてあるものをコンテナに詰め、トラックに積み込みました。
掘り上げられたトウキ
柏の葉キャンパスに運搬後、研究室の学生さんにも手伝ってもらい、荷下ろし後に雨よけハウスなどのベンチに並べました。
運搬後ベンチに並べられたトウキ
1月下旬までしっかり乾燥させ、その後、80℃のお湯で洗浄・湯もみを行ない、さらに乾燥させると生薬原料(当帰)が出来上がります。完成・出荷するまでには、いくつかの工程とまだまだ時間がかかります。
(渡辺 均)
花卉・苗生産グループの生産施設内の灌水は、1温室を除いてほぼすべてのハウスでファインバブル水を使用しています。その効果は、耐環境性の付与(耐暑性、耐寒性)、生育・開花促進、耐病性の向上、休眠打破の促進(種子・球根)、発芽率の向上、挿し木の歩留まりの向上、連作障害の回避などが挙げられます。猛暑の夏越し対策としても、私たちの生産施設には無くてはならない水となりました。特に12月に出荷するシクラメンやセネッティ(ペリカリス)の生産では、夏越し対策として大きな効果をあげています。
パンジーにおけるファインバブル水の効果(上;
対照区、下; ファインバブル水で灌水)
上の画像のようにパンジーのポット苗生産においても、根の張りや株のボリュームに違いが確認されました。また、下の画像のように切り戻しを行なったヨモギにファインバブル水を与えたところ、まるで春の芽吹き引きのように生き生きとした新芽がいっせいに伸びてきました。通常、ヨモギは気温が下がる秋には生育が衰えてくるはずですが・・・・・。
切り戻し後にファインバブル水で灌水を続けたヨモギ
一方で秋咲きの球根類(リコリス、サフランなど)は、ほとんど開花せず、いっせいに葉を展開し始めました。ファインバブル水を与えたことにより花飛び(アボーション)が発生したようですが、球根の肥大にはプラスに影響しているようです。
植物によってファインバブル水への反応は異なりますが、その要因は今のところ良く分かりません。ただ、科ごとにその反応の傾向は異なっているようで、とても興味深く観察を続けています。
(渡辺 均)