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ここ数日の高温で柏の葉キャンパス駅周辺の八重桜もそろそろ終わりになってきました。
西口から千葉大学柏の葉キャンパスに続く八重桜並木
(左側がららぽーと柏の葉)
この八重桜ですが、当初の計画ではカエデが植えられる予定でしたが、街づくりの会合の際、大坂の造幣局の八重桜並木に匹敵するような名所にしようということで、計画が変更された経緯があります。
つくばエクスプレス柏の葉キャンパス駅西口のロータリーを抜けてから千葉大学柏の葉キャンパスの正門、さらに西門まで、グリーンフィールド内に109品種の八重桜が植えられています。大学の敷地内まで植えられていることは、あまり知られていませんが。
満開の八重桜
(正面が千葉大学環境健康フィールド科学センター正門 ・ 右手がラグビー校)
満開の八重桜と完成したばかりのBIH (Biohealth Open Innovation Hub)
千葉大側(右側)の八重桜は別の場所に仮植中
八重桜並木(奥がセンター西門
・ 左側が柏の葉高校)
当センター正門をくぐると新たに建設されたBIHの工事により、北側(右手)の八重桜が仮移植のためありません。ちょっと寂しい景観ですが、奥へ進むと色とりどりの八重桜品種を目にすることができます。
当初、グリーンフィールド南側に植えられた八重桜は、現在、ラグビー校の敷地側に含まれています。一方、千葉大側に植えられた八重桜は、グリーンフィールドとして計画されていた道幅が広く、敷地内に他の樹木(果樹)も植栽されているため、植えられている種類と本数が多い割にあまり見ごたえがないのが残念です。
じつは、この八重桜は当研究室(千葉大学園芸学部花卉園芸学研究室)のOB組織である一社)花葉会(かようかい・ http://www.kayokai.net/ )が公益財団法人日本花の会に品種を指定して発注し、大学に寄贈したものです。そのいきさつと背景については、前々花葉会会長の安藤敏夫名誉教授が会報誌「花葉
29号(2010)」に書き残してあります。
花葉 29号(2010)
http://www.kayokai.net/kayo/29/29_44-46.pdf
この八重桜の花を見ると「当時」のことを思い出します。花葉会の事務局として、植栽間隔を割り出し、必要本数を計算し、品種を選定し、見積りを貰って・・・・・。なぜ、いまこの話題をこのブログに・・・・・?
環境健康フィールド科学センターは、ラグビー校やBIHの完成により、じわじわと狭まり、一方で、この八重桜を植えた当初の目的が忘れられ、その存在すら知らない大学関係者が増えています。
様々な思惑で植えられたセンター内の八重桜並木ですが、純粋に皆様に末永く愛される名所になって欲しいと願っています。今年の八重桜の見頃は過ぎましたが、来年はぜひ、お花見にお越し下さい。
(渡辺 均)
原産地:熱帯アフリカ科 名:クワ属 名:フィカス属生育温度:18℃~30℃(最低5℃以上)Ficus triangularis
先週の水曜日から新学期が始まりました。授業や実習、研究室のゼミもスタートします。その前の時間のある時にやっておかなければいけないことは・・・・・。
実験植物のタネ播き。
ということで、3月末からオタネニンジンの播種を行なっていました。下の画像のように用土を詰めたプランターに等間隔にオタネニンジンのタネを播き、1プランターに230粒ずつ播種。 美すぃ~! 整然と並べられた種子を見ると、私の几帳面な性格があらわれてしまいますね~(笑)。
種子を並べ終わったら、覆土をして灌水を行なって作業は完了です。
等間隔に播かれたオタネニンジンの種子
播き終わったら1粒ずつ覆土
数日かけてコツコツと15個のプランターにタネを播きました。
全部で3,450粒! 播種してから1週間でポツポツ出芽が始まりました。順調のようです。
播種して1週間で出芽が始まります
今回播種したものは、1年で2年生苗を得る促成栽培法を用いて良質なオタネニンジン苗を得るための実証試験に使用されます。促成栽培法での量産化ももうすぐです。
(渡辺 均)
ようやく衣替えができる暖かさになってきました。
修士1年の五味です。
なんとか修士課程に進学することができたので、久しぶりに履修登録をしています。学部4年のときは授業を取っていなかったので、時間割を考えるのってこんなに難しかったっけ…?と戸惑いながら、せっせと履修を組んでいます。
そんな中、新年度最初の実習では、ペチュニアのピンチ作業を行いました。
出荷時に成長が揃い、たくさんの花が咲くようピンチをします。
毎年行っている作業ですが、ようやく一連の作業にも慣れてきました。
鉢がなく閑散としていた冬の間と比べ、こうしてハウス内に緑が増えてくると、春だなあと思います。
これからまた授業やゼミが始まるので、なんとか生活リズムを戻していきたいです(笑)
(修士1年 五味)
開催場所はいつもと同じです。
北門が遠回りだった方、長い間ご迷惑をおかけいたしました・・・
ご存じの方もいらっしゃるかとは思いますが、工事が一段落し、
正門から出入りできるようになりました!
このタイトルをお読みになって、ついに渡辺もアタマに来たかと思われたかも知れませんね。もともと来ているので大丈夫です(笑)。
さて、私の研究温室内で栽培しているトビカズラ(マメ科 ・
Mucuna sempervirens Hemsl.)が初めて開花しました。太い枝からいきなり花房が伸びてきて、赤黒い花を突然咲かせました。
トビカズラの花
この植物は別名を優曇華(うどんげ)とも言い、「開花すると国家的変事が起きる」とか、仏教の世界では「三千年に一度開花し、その時は如来が現れる」と言われているそうです(https://www.lab.toho-u.ac.jp/phar/yakusou/tobikazura.html)。
3年前に挿し木株を譲り受け、ハウス内で栽培しておりました。この株を頂いた方に伺ったところ、そちらでは何年も栽培しているけれど、まだ一度も花を見たことはないとか・・・・・。
ちょっとラッキーだったのかな?とも思いつつ、今のところ、私の枕元に「如来」が現れることもなく、「国家的変事」もどれが変事かわからないことぐらい、色々なことがありますが、ネットで検索してみると、結構、各地で開花しているようですね。
熊本県に樹齢約千年の天然記念物に指定されている巨木があるようで、機会があったら訪れてみたいですね。
ただ、この植物の花の香りが何とも言えない臭気があり、長くはこの匂いと一緒には居られない臭さです。室内では観賞しない方が良さそうです。
とても珍しい花ですし、皆さんもちょっと匂いも気になると思いますので、本日から今週の金曜日まで、期間限定で当センター売店の「緑楽来・みらくる」の一角で展示して貰うことにします。
(渡辺 均)
令和6年度も今日が最終日。明日から新年度ですね。新入生が入学し、研究室の学生さんは一つ学年が上がり、私も一つ歳をとります。
さて、先週の火曜日におはよう日本の収録がありました。家庭で花や野菜などを栽培して、古くなってしまった鉢やプランターの用土の扱いに困っている方がいらっしゃるということで、その再生と利用方法について、当研究室で堆肥や用土の研究をしている二人の学生さんが出演し、実践と解説をして貰いました。
収録準備中(手順を覚えて・・・)
内容はご覧頂いてのお楽しみ。放送は4月5日(土)NHKおはよう日本の中のコーナー「くらしり」で放送されます。7時45分以降で5~6分ほど、関東甲信越限定ですが・・・・・。
(渡辺 均)
2025年3月22日(土)に一社)日本薬用機能性植物推進機構(JFPPA)主催の「第6回
薬用機能性植物セミナー」を都内で開催しました。
今回のテーマは、「オタネニンジンの組織培養技術とヨモギの可能性」ということで、6名の講師の先生をお招きしてお話をして頂きました。
1.福島県におけるオタネニンジンの組織培養の取り組み
(福島県農業センター研究員 川俣零氏)
2.暮らしの中のヨモギ~その利用と機能性~
(JFPPA理事・千葉大学名誉教授 池上文雄先生)
3.お灸とヨモギ~良質な艾(もぐさ)と国産ヨモギの関係~
(千葉大学柏の葉鍼灸院院長 松本毅先生)
4.ヨモギの世界、世界のヨモギ、その未来
(JFPPA理事・松山記念病院 山岡傳一郎先生)
5.食品としてのヨモギ~国内外の流通と消費動向、国産化の可能性
(株式会社上野忠 相談役 上野晃富史氏)
6.新潟県におけるヨモギによる地域振興の取り組み
~笹団子から新たな商品開発まで~
(新潟薬科大学教授 杉田耕一先生)
オタネニンジンの培養技術の確立により、今後の母株生産の増殖・実用化の可能性を感じる発表でした。また、ヨモギに関しては多方面の専門的立場から、その植物の利用、有用性やビジネスの現状についてお話しをして頂きました。身近にある植物ですが、生薬、艾(もぐさ)、健康食材として再評価の必要性を感じる発表ばかりでした。
100名ほどの参加者があり、質疑応答、名刺交換会でも活発な意見交換、情報交換が行われました。この場を借りて御礼申し上げます。
JFPPAセミナー(川俣零先生)
JFPPAセミナー(松本毅先生)
当日の資料の残部が若干数ございますので、ご希望の方はJFPPA事務局(e-mail: info@jfppa.or.jp)までお問い合わせください。
(渡辺 均)