連日の猛暑によりガーデニングをする人が激減し、ホームセンターなどでの屋外向けの植物はまったく売れていないとか・・・・・。家庭菜園を断念された方も多いようです。ここまで暑いと確かに外にも出たくないですからね。
そうは言っても、種子を播いてしまった植物は待ってはくれません。この猛暑の中、中医薬を扱うメーカーからの依頼で、ヒヨドリジョウゴ(ナス科
・ Solanum lyratum Thunb.)の苗を定植しました。ヒヨドリジョウゴは全草を生薬「白毛藤」として用いられます。漢方では使用されませんが、中医薬を扱う先生には国産のヒヨドリジョウゴのニーズが多少はあるようです。
ヒヨドリジョウゴは、林縁などのやや湿った半日陰の場所を好むつる性の多年草です。株元は他の植物の陰になることが多いですが、地上部は他の植物につかまりながら上へ、横へと伸び、7月中旬から9月上旬頃に花を咲かせ、秋には赤い果実をつけます。生薬メーカーからの依頼があったのが4月でしたので、そこから種子を播いて苗を育てたため、この時期(8月)の定植になってしまいました。
定植場所は採種用のトウキが植えられていましたので、採種の終わった株をすべて抜き取り、雑草を抜き、堆肥と元肥を入れて耕し、畝立てし、地温の上昇と乾燥を防ぐために藁を厚く敷き、その上に灌水チューブを通して固定し、株間25㎝で定植しました。その数およそ200株! その後、チューブで灌水しながら、支柱を立て、紐を張ってツルを誘引して作業完了です!
定植されたヒヨドリジョウゴ
この猛暑の中でかなりキツイ作業でした。時には植物ファーストではなく、自分ファーストでいかないと・・・・・。まずは、苗や生薬原料のご注文はお早めにお願い致します。
(渡辺 均)
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